♪「シャンソンを貴方に…」〜シャンソン情報TV番組オンエアのご案内〜
東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV)・群馬テレビ(GTV)において毎回多彩なゲストをお迎えして見ごたえのある30分番組となっています。
   
☆TOKYO MXTV
☆群馬テレビ
[特集]リーヌ・ルノー [出演]芦野宏他 [ゲスト]モンデンモモ
 1月8日(木)21h00〜21h30
 1月15日(木)21h00〜21h30(再放送)
 1月14日(水)22h00〜22h30
 1月21日(水)22h00〜22h30(再放送)
[特集]シャルル・トレネ [出演]芦野宏他 [ゲスト]堀内環
 2月5日(木)21h00〜21h30
 2月14日(木)21h00〜21h30(再放送)
 2月11日(水)22h00〜22h30
 2月18日(水)22h00〜22h30(再放送)
[特集]グロリア・ラッソ [出演]芦野宏他 [ゲスト]石井好子
 3月4日(木)21h00〜21h30
 3月18日(木)21h00〜21h30(再放送)
   3月10日(水)22h00〜22h30
 3月17日(水)22h00〜22h30(再放送)
この「修平のひとりごと」は、2ヶ月ごとに削除いたしますので、必要な方はご自分で保存してください。(管理人)
バックナンバー→  12月 8日〜 15日〜 22日〜  1月 5日〜 13日〜 19日〜

細く長くはやっぱり強い?  (金) 晴れ

 

 後になってから「あの時ああしておけばよかった」と残念な思いをすることがよくある。買い忘れた文房具だとか、人との打ち合わせで確認するのを怠った事項とかを集めて積み上げたら、富士山よりも高くなるかもしれない。

 旅先でもそうだ。知らなかったばかりに見逃してしまった景色も多い。今月9日、清荒神駅前にある宝塚ベガホールで仕事があった。一昨年にも仕事をして、その時には駅名のもとになっている清荒神を訪れてみた。山の上へと登って行く参道が思ったよりも長かったっけ。リハーサルが始まる時刻までに戻れるか心配になったくらいだ。

 今年は土産物屋や食堂、飴や豆、焼魚などを商う露店の立ち並ぶ参道を歩かなかった。仕事を済ませた翌日も、銀座産経学園での講座があるので、武庫川に面したホテルを朝の9時半過ぎに出て東京に向かった。
 ところが、帰って来てから気がついた。途中の池田駅の近くに、日清食品が運営するインスタントラーメン発明記念館というのがあった。清荒神から大阪の梅田まで阪急宝塚線に乗るんだから、途中下車して駆け足でいいから覗いてみたかったなぁ。今度、機会があったら行ってみることにしよう。

 そこの2階にあるホールで2月11日と12日、両日で96名を招待してヴァレンタインデーのイヴェントも行なわれるという。「ハート型チキンラーメン」を作るんだそうだ。チョコレートに飽きた男の心に温かいラーメン、案外いいかもしれないな。

 ラミューズメント・パーク新横浜ラーメン博物館はラーメンに関する情報を発信している。同館のサイト(http://www.raumen.co.jp/home/)には「日本のラーメンの歴史」というコーナーがある。ものには何でも歴史がある、ということを改めて感じさせられる気がする。
 水戸光圀が日本人としてはじめて中華麺を食したのが1665年だったという記述から始まる。1958年にはこう書かれている。

1958年:初のインスタントラーメン「日清チキンラーメン」発売。「支那そば」→「中華そば」と言われていたラーメンの、「ラーメン」という呼称が全国的に広まった。

 この年、僕は6歳。鮮明に覚えてはいないけれど、世間が騒いでいたのを何となく思い出す。丼に入れて熱湯をかけ、蓋をして3分でラーメンが食べられるというのだから驚いた。このスタイルは後にカップヌードルにも引き継がれたけれど、鍋で煮る作り方も早く食べたい時にはいいものだ。

 日清に続けとばかりに明星、エースコックなどがそれぞれに似たような即席麺を売り出した。そうした動きとともに、たしかに「中華そば」とか「支那そば」といった呼び方をすることは少なくなっていった。
 「支那」は侮蔑語だからいけない、という中国側の主張があると聞いている。でも、と僕は思う。たしかに中国との間には不幸な過去があった。日本人が反省すべき点は多々ある。たとえば、1894年(明治27年)から翌年まで続いた日清戦争。で、日本初の即席中華麺を発売した会社が“日清”食品なんだけど、それにはクレームがついてないようだ。

 たとえば英語で中国を「チャイナ」"China"と呼ぶ。フランス語でも「(ラ・)シーヌ」"(La)Chine"だ。いずれも「秦」という古い国名から来ている。これら欧米人などには「支那」に通じる言葉を使うのを許しておきながら、日本人が使うのは駄目、というのは果たして筋が通っているものだろうか。

 そうした歴史を踏まえ、何の侮蔑的な感情も持たずにこの語を使うことも許されないというのはいかがなものか、と呉智英さんの著書『ホントの話 誰も語らなかった現代社会学〈全十八講〉』(小学館 2001年)を読んでそう思った。
 少なくとも僕たちは幼い頃、「支那そば」と発音する度に中国人への侮蔑感などを抱いた覚えなんかない。

 ラーメンがのびてしまうといけないから、このくらいにしておこう。それはともかく、初めて世に出てから45周年になるチキンラーメンの売り上げが過去最高を記録した、と当の日清食品から28日に発表された。2月2日で昨年4月からの売上げが510万ケース(1ケース30食入り)を達成する見込みだそうだ。

 それに引き換え、とここで思い浮かぶのは牛丼のこと。吉野家は新メニューのほか、店舗を限ってではあるけれど牛丼の販売を続けると発表した。なか卯は撤退を宣言。すき家までが一時停止して豚丼に切り替える方針を打ち出した。
 いずれにしても、主力商品の材料である牛肉が調達できないわけだから、売りたくても売れない。辛い話だ。嗚呼、牛丼よどこへ行く…。

 チキンラーメンの袋には「国産チキン100%」「丸大豆の醤油使用」とある。国産ものを使うことができるのが牛丼業界と違うところだ。
 麺の上には「たまごポケット」までついている。消費者が払うお金もそこに吸い寄せながら、これからも細く長く売れ続けていくんだろうか。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

   


   

どっちがクズなんだ  1月29日(木) 曇り

 

 いったいどっちが人間のクズなんだ、と言いたくなる事件が明るみに出た。ひったくりをし、東京都内でつかまった江東区内に住む無職の少年二人がとんでもない犯罪に手を染めていたのだ。
 報道されている自供によると、昨年6月にホームレスの男性に暴行を加えて水死させたという。

 少年たちがこの暴挙を働いたのは昨年6月18日午前1時頃のこと。江東区亀戸の旧中川河川敷が舞台となった。そこで暮らしていたホームレスの東保起さんの顔などを殴ったり蹴ったりした。東さんは当時64歳。暴行の後、少年たちは東さんに「川に飛び込め」と命じ、川の深い所に追い込んだ。その結果、東さんは命を落とすことになったと見られている。少年たちは川の水深が3.5メートルあることも知っていたという。そんな所に人が入ったら死んでしまうかもしれないことは予想がついたはずだ。「未必の故意」が問われることになるだろう。

 遺体は6月20日、墨田区立花にの平井橋近くに浮いていた。向島署は「事故死か自殺」と判断し、司法解剖などを行なわなかった。

 つかまった少年たちの言い分が何ともひどい。「ホームレスは人間のクズ。死んでもいいと思った」。聞くに堪えないとはこのことだ。おいお前たち、人をひとり死に追いやっておきながらそんな言い草があるもんか。いったい、人間のクズはどっちなんだ。まったくどうかしている。
 このどうしようもないガキどもは他にも十数人のホームレスいじめをしていた、とも報じられた。奴らにとってはホームレスなんて虫けら同然というところなんだろうか。

 誰がホームレスを「人間のクズ」と決めたんだ、と問いたい。
 これは憶測だけれども、少年たちの親とか周囲の大人たちが軽率にそんなことを口走っていたのを聞きかじり、無意識のうちに自分たちもそんな風に考えるようになったんじゃないだろうか。子供は大人の真似をして育つものだ。大人が偏った考え方や物言いをすれば、子供に何らかの影響を及ぼすとしても不思議はない。大人の責任は重い。

 僕たちよりも前の世代の大人たちが、中国人や韓国・朝鮮人に対してある種の差別意識を口にするのに出会ったことがある。子供心にも決して耳に快いとは言い難かった。もし僕がそうした発言を何の疑いもなく受け入れていたとしたら、鼻持ちならない人種差別主義者になっていたことだろう。幸いにして中国人や韓国・朝鮮の友人たちが身のまわりにいたおかげでそうはならなかったけれど。

 差別や偏見からは距離を置きたいと考える。すべての人の頭からそれらを一掃できればこの世はもっと住みやすくなるだろうけれど、それがなかなか難しいというのが実情だ。
 ある宗教だけを特別視しないようにという配慮から、フランスの学校ではイスラム教徒のスカーフ着用を禁止する法律ができた。が、これに猛反対するイスラム教徒たち約1万人が先日、パリでデモ行進を行なった。宗教と教育を分けて考えようとするものだけれど、イスラム教徒たちからすれば差別と受け取られてしまう。彼らにとっては宗教と生活とは切り離せないのだから、そう簡単に受け入れることはできないのだろう。難しい問題だ。

 自分と異なる価値観を持って生きている人たちへの配慮を忘れてはならない。誰も彼もが同じひとつの考え方しか持っていない世のなかというのも、ちょいと気味が悪い。そういう社会にはファシズムが忍び寄ってくるだろう。
 いい大学を出ていい会社に入り、いい暮らしをする、といった価値観がこの国ではもてはやされてきた。でもいま、そうして入った会社ではリストラの嵐が吹き荒れるご時世だ。別の生き方があることにも目を向ける時が来たということだろう。

 話を元に戻そう。ホームレスになる理由は人によってまちまちだろう。なかには人生のサヴァイヴァル・ゲームに負けた人もいるかもしれない。会社の社長だった人もいると聞く。それぞれの人生があり、ものの考え方があって、不自由を耐え忍びながらも、厳しい暮らし方を選んでいるのだ。
 そして、彼らも名前を持ったまぎれもない人間であるということの重みを忘れてはならない。クズ、などと無分別に言い捨てるような真似をするのはどうかしている。そんな考え方をする奴の方がよほどロクでもないということだけは確かだと言っておこう。

 東さんを死に至らしめた少年たちの猛省を促したい。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

   


   

「〜というもの症候群」 1月28日(水) 晴れ

 

 近頃、日が長くなっているなぁとつくづく感じる。つい1カ月ほど前を思い出してみるとずいぶんと違う。夕方5時を過ぎてもまだ外は明るい。日一日と春に近づいているんだと思うと、心が晴れ晴れとしてくる。

 ところが、何だかもやもやしている事態が起きている。民主党の古賀潤一郎議員が減を左右にして煮え切らないのがもどかしい。単位が足らなかったためアメリカのペパーダイン大学を卒業してないのに「卒業した」と言い張り、世間を騒がせた。UCLAにも籍を置いたとか置かなかったとか。
 もういい加減にしてくれと言いたくなるほど、外国留学というブランド学歴にしがみつく愚かさ。いろいろ問題はあったけど、小学校しか出ていなくたって総理大臣になった田中角栄さんみたいな人だっているっていうのに。

 この人、慎重に言葉を選んで誠実そうに話しているんだけれども、真実味が感じられないのはどうしたわけだろう。そもそも言うべき事柄という中身がないのに、うわべだけを何とか取り繕おうとするからなのかもしれない。

 古賀議員の発言を聞いていて気になることがある。政治家として身に着けた話し方なのかどうかは知らない。
 「〜というもの」という言い方がやたら多いのだ。TVニュースなどでアトランダムに拾った例を挙げよう。

 「私の信念というものは変わりません」
 「党籍というものを云々」
 「単位というものを取得させていただき…」
 「給料というものをいただかずに…」

 他にも嫌になるほど、口を開けば「〜というもの」を繰り返している。なぜなんだろう。この言葉を付け加えた方が丁寧だとでも思っているのかなぁ。僕はただ、まどろっこしいという印象しか受けないけれども。
 だってちょいと考えてみてほしい。この「〜というもの」っていう言葉、必ずつけないと意味が通じないだろうか。
 「私の信念は変わりません」とか、「単位を取得させていただき」と言ったって別に何の問題もない。むしろすっきりしてはいないだろうか。それをことあるごとに「〜というもの」をくっつけ、て持ってまわったように言う。筋の通らない理屈と相まって、何とか言い逃れようとする意図が透けて見えるようにさえ思えてしまう。

 この「〜というもの」をよく使う人がもうひとりいる。石破茂防衛庁長官だ。この人もかなり慎重な喋り方をする。記者団に突っ込まれ、揚げ足を取られないようにとの用心からだろうか。まぁ、沈着冷静という印象を醸し出すことには成功していると言えるだろう。

 古賀議員にはもうひとつ口癖がある。「〜させていただく」という言い方。これを連発するのが、坂口力厚生労働大臣だ。やたらと「〜させていただく」が口を突いて出る。
 大臣とはいえ、国民の負託を受けて行政を代行しているんだから、といった謙遜の気持ちを込めているつもりなのかもしれない。でも、これまた程度問題だ。一から十まで「〜させていただく」をつけられると、何だか優柔不断なニュアンスを感じてしまう。もっとすっきり、きっぱりと「〜することに決定しました」とか「〜することになりましたので、国民の皆様のご理解とご協力をお願いします」とか言って貰いたいなぁ、と思う時もある。

 重箱の隅をつつくようなことばかりを書き連ねてみた。八つ当たりをしているようで、正直言って自分でもいい気分ではない。それでも、言いたいことは言っておかないと精神衛生によろしくない。
 政治家の一挙手一投足に文句を言うのは別に悪いことじゃない。国民は彼らがおかしなことをしないように見張ることが大切なのだから。
 アメリカでも大統領候補のディーン氏が感情をむき出しにした、と敬遠される事態が起きた。あちらでも国民の監視は厳しい。

 政治家と嘘。あってはならない組み合わせだろう。古賀議員が卒業したと思い込んでいたペパーダイン大学の教育方針は「常に正直であること」だそうだ。いったい彼は自分の受けた“教育というもの”をどう考えているんだろうか。


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「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

   


   

宿六の寝言  1月27日(火) 曇り

 

 「宿六」を辞書で引く。「宿の主人、即ち亭主を親しみ、また卑しめていう語」。(『広辞苑』)。
 ついでだからインターネットでも調べてみた。こちらは三省堂の『大辞林 第二版』に出ている説明。
「〔「宿のろくでなし」の意〕妻が夫を卑しめたり、親しんだりしていう語。
“うちの―”」。

 「宿のろくでなし」。うまいことを言うもんだなぁ、なんて妙に感心してしまう。腹を立てる気にもなれないくらい明快な言いまわしだ。
 サルヴァトーレ・アダモのレパートリーに「ろくでなし」という邦題のシャンソンがある。が、元々は"Le mauvais garcon"だから「不良青年」という、もうひとつの邦題が正しい。宿六という言葉からは“青年”のイメージを思い浮かべにくい。どうも宿の亭主は分が悪そうだ。

 宿六がヤドカリになっている話。何を隠そう、この僕のことだ。というのも、息子がいまわが家を出ているので、彼が使っていた部屋が空いた。僕は夜遅くまで本を読んだり、物を書いたりする。朝働きに出るカミさんにしてみれば、そういう亭主が傍にいてはいい迷惑なんだろう。時々クレームがつく。こちらも肩身が狭い。(それ以前に住んでいる家が狭いんだけど)
 自分だけのスペースがあればこちらもありがたい。で、たまにしか戻って来ない息子の部屋に移ることにした。これでカミさんとの間でお互いの利害が一致する。

 彼の部屋もお世辞にもきちんと片づいているとは言い難い。僕自身が整理整頓が苦手なものだから、さほど気にならない。ノートパソコンや本などを持ち込んで仕事部屋を構築することにした。
 日曜日、息子が帰って来たので家族揃って外へ食事に出た。しゃぶしゃぶを囲んでキャンティを飲み、いい気分。話がたまたま息子の部屋のことに及んだ。散らかっている私物を片づけることに彼は同意した。

 昨日の午後、アルバイトを休んだ息子はゆっくりと起き出した。たまには親元でのんびりするのもいいだろう。部屋のことなんか忘れたかと思いきや、午後になってやおら片づけを始めた。前夜の約束をちゃんと覚えていたらしい。時間をかけて要る物とそうでない物を分け、いくつもゴミ袋を捨てに外へ行った。

 やる時はやるもんだなぁ、とその姿勢を見直す。雑用があったので僕は出かけた。帰ってみると、息子の部屋はきれいさっぱり。僕が出しっ放しにしている資料や本の山などが散らばっているのがやけに目立つ。これまでは息子の蒲団やギターなどにまぎれていたのだけれど、もはやそうはいかない。困ったもんだ。
 今度は僕が片づけをする番になってしまった。まぁ、ゆっくりとやることにしよう。あまり一気にやろうとしてぎっくり腰にでもなったら元も子もないし…。(あくまで逃げ腰だなぁ)

 岩波アクティブ新書のなかに興味深い一冊がある。タイトルはずばり『わたしの整理術』。収納のプロ、本をたくさん使って仕事をする研究者など11名がそれぞれの方法を開陳している。
 この手の本は面白い。大いに参考になる事柄が書かれていて、得るところが多いから。情報科学の専門家、塚本昌彦さんの「一掃による片付け術」の文章に添えられたデスクの写真には驚いた。無駄な物は一切置いてない。コンピュータのモニター、電話そして花だけ。ここまできれいにしている人がいるなんて感動的でさえある。

 冒頭を飾る大平健さんの文章に惹きつけられた。ロバート・リンドというアメリカのエッセイストについて書かれている。
 リンドは列車を降りる時になると、切符を探すために全身をまさぐるということを繰り返していたそうだ。いるなぁ、こういう人。ある日、彼は洋服屋でいいアイディアを得る。「切符専用ポケットつきの上着を作ればいい」。
 「で、結果は? 列車を降りる度に、切符を探すべき場所が、もうひとつ増えただけだった…」(同書 p.3)

 一読して笑ってしまった。でも、やがて笑えない気もしてきた。これ、僕もやってしまいそうな失敗だから。そもそも身についていない習慣が、新しい収納場所を設置したからといってすぐに改善されるわけではないという教訓に思える。そう、無理はしない方がいい、とこれまた僕は自分の都合のいいように考えてしまう。

 次の章にある脳科学者・茂木健一郎さんの文章は『「脳」整理法』。この方は普通の意味における整理が得意ではないそうだ。僕としては仲間を見つけたようで少しほっとする。
 茂木さんもたまには整理整頓をすることがある。その時、しばらく手に取っていなかった本に出会う。そうした時、茂木さんはその本を買った理由や状況などを思い出すことを大切にしているそうだ。

私にとっては、本が物理的に整頓されることよりも、このようにして私の脳が新たな活動を始め、新たな志向が立ち上がることの方が、よほど重要なことのように思える。(同書 p.35)

 そう、そうなんだ、と膝を叩きたくなる。僕もまたそんな風に考える人間なのだ。とはいえ、うず高く積み重なってゆく本を片づけることにも真面目に対処しないと大変なことになる、という現実からは逃れようもないけれど。
 「きれいに使ってくれよな」。息子が残した言葉が、ヤドカリと化した宿六の耳の奥で響いている。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

   


   

《B comme Bejart》  1月26日(月)晴れ

 

 気になる調査結果が目についた。
内閣府が実施した「文化に関する世論調査」。毎日新聞に掲載された記事がインターネットの"Mainichi INTERACTIVE"(http://www.mainichi.co.jp/)にも転載されたものだ。
 記事によると、内閣府がこれを発表したのは24日のことだという。で、さっそくその詳細を知りたくて内閣府のサイト(http://www.cao.go.jp/)に飛んでみた。ところが「新着情報」などの項目を見ても、目指す情報が見あたらない。
 いつも不思議に思うのだけれど、行政組織によるこうした新しい調査結果は新聞には早々と出る。が、当の組織が運営するサイトにはまだ顔を出していないということがよくある。どうしてなんだろう。新聞は社会の公器なのですべてに優先して情報を流すことになってるんだろうか。国民の「知る権利」は守られているのやら、いないのやら。

 それはともかくとして、"Mainichi INTERACTIVE"よると昨年11月に行なわれた「文化に関する世論調査」では、情けない結果が報告されている。
 「年間のうち一度でも劇場、映画館や美術・博物館などに足を運び、映画や公演、美術作品などを鑑賞した人は50.9%に留まった」というのだ。96年の前回調査より3.5ポイント減少したことになるそうだ。鑑賞しなかった人に複数回答で理由を聞いたところ「時間がなかなかとれないから」が47.1%で5.1ポイント減少。「あまり関心がないから」は39.5%と11.7ポイント増加という結果。
 また、過去1年間に公演や作品を鑑賞した人の内訳(複数回答)は、(1)映画(24.7%)(2)音楽(23.4%)(3)美術(18.4%)(4)演劇・演芸(12.9%)となった。

 景気がなかなか好転しないせいだろうか、日本人は文化に目を向ける余裕がなくなっているかのようだ。悲しむべき事態と言いたい。「人はパンのみにて生きるにあらず」と僕は信じているから。
 それでも映画は微増しているというから、まぁ、望み無きにしもあらずといったところか。

 先週金曜日、日活宣伝部のOさんからお誘いいただいて試写会に行った。
 本郷三丁目にある同社本社試写室で観たのは、《B comme Bejart》(ベ コム ベジャール)。仮に訳してみれば『ベジャールのB』ということになる。バレエの振付師モーリス・ベジャールの2001年2月から6月までの日常を追った、マルセル・シューバッハ監督のドキュメンタリー作品だ。
 映画のなかでジャック・ブレルとバルバラのシャンソンが使われているので、それらのタイトルを知りたいと、Oさんに言われた。

 こういうのは楽しい。果たして自分の持ち合わせている知識がどこまで通用するものか、試されるからだ。ちょっとしたクイズみたいなものだ。曲目が分ったら嬉しい。が、反対に分らなかったら「あんたそれでも専門家なの?」と疑われてしまいそうで怖い。そんな相反する気持ちを抱いて会場へ行った。

 始まった途端、「ボレロ」という文字が画面に出る。ベジャールが1961年に発表した作品だ。作曲したのはラヴェル。そういえばラヴェルのファースト・ネームもモーリスだったっけ。

 クロード・ルルーシュ監督映画『愛と哀しみのボレロ』でジョルジュ・ドンが踊っていたことをふと思い出した。
 《B comme Bejart》は「ボレロ」を踊る男女のダンサー二人のシーンから始まる。片方ずつの全身の動きをなめるようにして映し出してゆく。引き締まった肉体。躍動する筋肉。にじむ汗。優雅にも見えるバレエがいかに激しい運動であるか、ということに気づかされる。

 1927年1月1日生まれのモーリス・ベジャール、今年77歳。画面からは年齢を感じさせない、エネルギッシュな仕事ぶりが伝わってくる。本物のクリエーターだけが持つ熱気が、まなざしにも、仕草のひとつひとつにみなぎっている。

 ローザンヌがベジャールの活動の根拠地。スタジオも併設されたオフィスの内部にカメラは入ってゆく。秘書とのスケジュールの打ち合わせ、リハーサルの様子など、彼の日常が観客の目にさらされる。

 最初に流れたシャンソンは、ブレルの「春に」"Au printemps"。「春、春には/僕の心ときみの心が白ワインの色に再び染まる」。
 「いつ帰って来るの」"Dis,quand reviendras-tu?"(バルバラ)、「ローザ」"Rosa"(ブレル)、「華麗な千拍子」"La valse a mille temps"(ブレル)「黒いワシ」"L'aigle noir"(バルバラ)、「赤い服の男」"L'homme en habit rouge"(バルバラ)、「脱帽」"Chapeau bas"(バルバラ)、「行かないで」"Ne me quitte pas"(ブレル)…。

 バルバラとブレルのシャンソンをベースにバレエが組み立てられ、ステージに載せられるまでをカメラは追う。
 ベジャールの演出には妥協がない。野外ステージでも、自分の望むものが出ない場合は癇癪を起こす。スタッフやダンサーを叱り飛ばす。物凄い気迫だ。単なる気紛れやわがままではない。力があるのにそれを出し切っていない人たちへの苛立ちが噴出するのだ。ベジャール流の叱咤激励なのだろう。

 ラヴェルのファースト・ネームが縦糸としてベジャールの名前に隠されているとするなら、横糸には彼のほかに三つのBという苗字が潜んでいる。バルバラ Barbara、ブレル Brel、そしてバッハ Bach 。彼らのシャンソンや音楽が縦横にちりばめられ、ベジャールの手によって編み上げられてゆく。その創造のプロセスに参加しているような感覚にひたれる映画だ。

 ブレルやバルバラのシャンソンが歌い上げる内容をベジャールは心で受け止めている。それは単に彼らのシャンソンのテーマを頭で理解しているということに留まらない。彼らが歌う真実を自分の心と身体で生きているのだ。だから彼の内面から生み出される振付は、高い山から流れて来る川のように自然に見える。
 バルバラとブレルのシャンソンが肉体を持って観る者の心に迫ってくる感動的な映画と言える。

 5月、恵比寿ガーデンシネマで公開されるという。バレエファンばかりでなく、シャンソンファンもぜひ観てほしい作品だ。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com