♪「シャンソンを貴方に…」〜シャンソン情報TV番組オンエアのご案内〜
東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV)・群馬テレビ(GTV)において毎回多彩なゲストをお迎えして見ごたえのある30分番組となっています。
   
☆TOKYO MXTV
☆群馬テレビ
[特集]リーヌ・ルノー [出演]芦野宏他 [ゲスト]モンデンモモ
 1月8日(木)21h00〜21h30
 1月15日(木)21h00〜21h30(再放送)
 1月14日(水)22h00〜22h30
 1月21日(水)22h00〜22h30(再放送)
[特集]シャルル・トレネ [出演]芦野宏他 [ゲスト]堀内環
 2月5日(木)21h00〜21h30
 2月14日(木)21h00〜21h30(再放送)
 2月11日(水)22h00〜22h30
 2月18日(水)22h00〜22h30(再放送)
[特集]グロリア・ラッソ [出演]芦野宏他 [ゲスト]石井好子
 3月4日(木)21h00〜21h30
 3月18日(木)21h00〜21h30(再放送)
   3月10日(水)22h00〜22h30
 3月17日(水)22h00〜22h30(再放送)
この「修平のひとりごと」は、2ヶ月ごとに削除いたしますので、必要な方はご自分で保存してください。(管理人)
バックナンバー→  1月 5日〜 13日〜 19日〜 26日〜  2月 2日〜 9日〜 16日〜

ラパン・アジル御一行様との日々〜京都篇〜  2月26日(木)

 

 京都市観光課の企画だったと記憶している。もっとも、きちんとメモをしておいたわけではないので正確なことは言えないけれども。ラパン・アジルに出演している歌手たちを京都に招いてライヴを行なうイヴェントがあった。1988年のことだった。

 その頃「プチるたん」というシャンソンミニ情報誌を毎月発行しており、京都市河原町四条にあるシャンソン・ライヴの店・巴里野郎から広告を貰っていた。そこのオーナー宮本宰完さんが市観光課に僕を推薦してくださり、御一行様の通訳をするチャンスを得た。

 宮本さんはラパン・アジルの雰囲気がお好きで、パリに行く度にあの店でシャンソンを聴くのを楽しんでいた。偶然に居合わせたという、元NHKアナウンサーの磯村尚徳さんとのツーショット写真を見せてくれたこともある。
 京都でシャンソン・ライヴといえばまず名前が挙がる店なので、市観光課も宮本さんに協力を呼びかけたらしい。

 京都に出向いたのは4月か5月頃だったろうか。6月になっていたかもしれない。コートなしでも寒くなかったことだけは覚えている。観光課の課長さん(お名前は失念した)にお目にかかり、ホテルで(その名前も思い出せない)ラパン・アジル御一行様ともども打ち合わせした。そこの宴会場でも公演することになっていた。

 京都に来て歌ってくれるのはいいけれど、その間モンマルトルの店はどうなってるの? 誰もが疑問に思うことだろう。こうしてツアーに出る期間中は営業を休んでしまうのだそうだ。実に思い切った決断だ。その分、高いギャラを要求されるんだろうなぁ、招聘側は。

 来日したラパン・アジルのメンバーは次の5人だった。歌手はイヴ・マティユー Yves Mathieu、マリア・トマ Maria Thomas夫妻、パトリック・ミナール Patrick Minard、ジェラール・ドゥロール Gerard Delord。それにピアニストのジルベール・カスカレス Gilbert Cascales。

 長身でいかついイヴ・マティユーは、ラパン・アジルのオーナー。昔気質の頑固親父、というイメージそのままに振舞う。何事も自分が取り仕切らなければ気が澄まないのだ。彼の命令は絶対のように見受けられた。親方、と言った方がぴったりくるかもしれない。
 夫人のマリア・トマはやはり背が高く、漆黒の髪をボブカットにしていた。ソプラノのきれいな声で歌う。

 パトリック・ミナールは、コンンセルヴァトワールを首席で卒業した美男子。これまたいい声の持ち主で、愛の歌が似合う。
 ヴィエルという古楽器を弾きながら古謡を歌うのが、オーヴェルニュ出身でヒゲ面のジェラール・ドゥロール。ヴィエルは英語風に言えばハーディガーディで、ハンドルを手でまわしながら弦をかき鳴らす構造になっている。彼はかつて日本の女性に惚れられたこともある、とはにかみながら話した。
 そうした個性溢れる歌手たちのバックを務めるのがジルベール・カスカレスで、いつも穏やかな物腰を見せていた。

 ソール通りとサン=ヴァンサン通りの角に店を構えるラパン・アジルのシステムは、昔から変わっていない。均一料金(いまは24ユーロ≒3120円)となっている。これでチェリー入りの甘いリキュールが運ばれて来る。「桜んぼの実る頃」からの連想だろうか。この1杯でねばってもいいし、違うドリンクをお代わりすることもできる。

 あの店を訪れた方々はご存知だと思うけれど、ショーが始まるまで歌手たちはみな静かにひとつのテーブルに着いている。時間になると途端に、一同声を揃えて歌い出す。初めての人は客が歌い始めたのか、と訝ることもあるらしい。

 京都でもそのスタイルを貫いた。会場は関西日仏学館稲畑ホール、ホテルの宴会場、某日本酒醸造元の蔵を改造したホール、それに巴里野郎。
 どの会場でも野趣のあるテーブルと椅子が用意された。始めは全員が腰かけている。やがて呼吸を合わせて歌い出し、次から次へと歌手が入れ替わり立ち代わり歌い続けてゆく。ひとりずつ立ち上がって歌う間、他のメンバーは着席したままルフラン(繰返し句)部分でコーラスする。ぴったり合っている。まさに、「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」を地で行っている感じ。

 オフの日が1日あった。京都観光へ御一行様と出かけた。誰もが素顔の自分になって、あちこちを見てまわった。イヴ・マティユーは三十三間堂の外壁を支える木の柱に触りながら、「おいみんな、これ800年経ってるんだってさ」と他のメンバーたちに大声で呼びかけた。長い時の流れを耐え、生き抜いてきたものをいつくしむ気持ちが、その声には溢れていた。

 清水寺ゆかりの音羽の滝もみな喜んだ。過去・現在・未来を象徴するという3本の水の流れを受け止めて飲んだ彼らも、心のなかで長寿を祈ったのだろうか。そのご利益もあったものか、ラパン・アジルはいまも健在だ。

 ラパン・アジル御一行様のために通訳をして、彼らのステージからいろいろなことを学んだ。
 フレエルの持ち歌として知られる「褐色のワルツ」"Valse brune" の優美なメロディーと歌詞。“詩王たちの師、偉大なるポール・フォールとその作品群に捧げられた”「もし世界中の人々が」"Si tous les gars du monde" が発する、シンプルで楽観的とも言える希望。でも、こういう時代だからこそこの希望を持ち続けたい。
 「もし世界中の人々が/仲間になることと/希望と悲しみとを分かち合うことを決意したなら(中略)/幸せは明日やって来る」。

 彼らを通して学んだのは、時代を超えて歌い継がれたシャンソンの素晴らしさだけではない。ライヴの現場では、歌手たちの身体の動きや声のヴァイブレーションを通してじかに観客に伝わる何かが確かにある、ということ。それが何であるかは、観客がそれぞれに感じ取ればいいだろう。

 ショービジネスの住人たちとはまた違った信念を持つ歌手たちが存在し、活動するシャンソン・フランセーズの世界は広く、豊かなものだとその時つくづく思った。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も 、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

   


   

ラパン・アジルのCDが出る  2月25日(水) 晴れ

 

 またまた楽しく、やりがいのある仕事が舞い込んできた。モンマルトルでいまもシャンソン・フランセーズの灯を守り続けているラパン・アジルのCD(4枚組)が東京エムプラスから発売されるので、その解説原稿を書くことになったのだ。
《Au Lapin Agile》ジャケット

 ラパン・アジル Lapin Agile には"Le doyen des cabarets de Montmartre"「モンマルトル最古参のキャバレ」という言いまわしがつきもの。念のために記しておくと、フランス語の「キャバレ」は日本語として流通している「キャバレー」とはちょいと違う。あくまで飲食しながら音楽などの演し物を楽しむ場所で、お色気は二の次。(まぁ、客のなかには踊り子のオネエチャン目当ての人もいるだろうけど)

 ラパン・アジルの建物は1795年に建てられたという。荷車引きたちの旅籠であり、食堂だった。その後、レ・ランデヴー・デ・ヴォルール(Les rendez-vous des Voleurs=泥棒たちの溜り場)とか、キャバレ・デ・ザサッサン(Cabarets des Assassins=暗殺者たちのキャバレ)といった物騒な名前で営業していた。
 風刺画家アンドレ・ジルが鍋から跳び出そうとしているウサギの絵を描いたのは1875年だった。この愛嬌あるウサギ、いまでも店の看板を務めている。
 1886年、フレンチ・カンカンのダンサーだったアデール・ドゥセールの手に渡り、ア・マ・カンパーニュ(A Ma Campagne=私の田舎で)という和やかな店名になった。ジルのウサギの絵が外壁に飾られていたので、ラパン・ナ・ジル(Lapin a Gilles=ジルのウサギ)と呼ばれた。それがいつしか、ラパン・アジル(Lapin Agile=跳ねウサギ)と変わっていったのだった。店名にも歴史あり、という感がある。

いまも店の看板になっている「ジルのウサギ」

 同じモンマルトルにあったシャ・ノワール(Le Chat Noir=黒猫)の常連たちも来た。ヴェルレーヌやヴィリエ・ド・リラダンなど詩人、作家、ルノワール、ゴッホなど画家、さらには音楽家、政治家までが顔を揃えた。ランボーは故郷シャルルヴィルを家出して来て店先のベンチで眠った、と伝えられる。20世紀に入ってからはユトリロ、ピカソ、アポリネールなども足繁く通うようになる。
 「最古参」が詐称なんかじゃないことがこうしたことから分ろうというもの。

 その老舗ラパン・アジルのサイト(http://www.au-lapin-agile.com/)を覗いて、CDがEPMからリリースされるという情報は読んでいた。でも、日本では話題にもならないだろうなぁ、なんて思った。それが出ることになったのだから嬉しい。

 東京エムプラスのKさんから見本盤を受け取った。
 ジャケットを飾る絵はマルセル・ルプランの手になるもの。かつて、モンマルトルがまだ鄙びたたたずまいを見せていた頃の雰囲気を伝えている。ケースのなかに入っているブックレットの表紙はあのウサギの看板絵。これだけでもう、あの伝説的な店で毎夜繰り広げられる賑わいが聞こえてくるようだ。聞こえてくるシャンソンは人によって異なるだろうけれども。

 収録曲の音源は豊かだ。1951年に発売され、ディスク大賞を獲得した78回転盤、ラジオ・スイス・ロマンドが所有するアーカイヴ、店主イヴ・マティユー氏の個人ライブラリーなどから復刻されたものだ。1929年から2003年までにこの店で行なわれたライヴのエッセンスが楽しめるように工夫されている。

 もはや鬼籍に入った人物たちの声が陽気に、また力強く歌いかけてくる。モンマルトルに集った若き芸術家たちの青春を素描した作家フランシス・カルコが自作の「優しい歌」を歌っている。ラパン・アジルを舞台に小説『霧の波止場』を書いたピエール・マックオルランはアリスティード・ブリュアンの思い出を語る。
 『霧の波止場』はジャック・プレヴェールの脚本で、マルセル・カルネによって映画化された。

 ラパン・アジルにシャンソンの数々とともに忘れられない名を残した歌手たち。ポーロ、ステロ、イヴォンヌ・ダルル、リナ・ケッティ、シャルル・デュラン、ジャン=ロジェ・コシモン…。いまも現役で活躍しているクロード・ヌガロのような歌手の若い声も聴ける。
 歌手たちによってシャンソンが歌われ、それがその場に居合わせた観客と共有されてきた伝統が生き生きと写し取られているディスクだ。
 これらのディスクに恥じない原稿を書かなくては、と考えている。

 店主イヴ・マティユー、マリア・トマ夫妻はじめ、ラパン・アジルの歌手たちが来日した折に通訳を務めたことがある。それもあって、CDの日本発売が嬉しく思えるのだ。あの時も忙しくも楽しい1週間だった。来日時の思い出は明日書くことにしたい。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も 、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

   


   

嬉しい反応に励まされて  2月24日(火) 曇り

 

 『シャンソンでで覚えるフランス語―2』(第三書房)が刊行されて1カ月が過ぎようとしている。編集長のHさんからは折に触れて電話やメールが来る。相乗効果だろうか、第1巻も併せて売れているとのこと。書店によっては10部単位で平積みにしてくれている所もある、と聞いている。編著者としては嬉しく、ありがたい。

 以前に書いたように、第2巻にはアンケート用紙を本に挟んだ。これからの企画に読者の方々のご意見、ご感想を生かしたいと考えてのことだ。設問に返事を書いて、さっそく投函してくださった方たちがいらっしゃる。
 どんな風に受け止められているのかなぁ。そう思っていたらHさんから、数名分の用紙のコピーが郵送されてきた。しかも、第3巻の曲目案が入っていた。さらに、音源をコピーしたカセットまで添えられているといった念の(熱の?)入れよう。Hさんもこのシリーズに親しみを感じてくれているようだ。

 アンケート用紙に目を通した。「本書についてのご感想をお書きください」の欄に、みなさん熱心に書き込んでくださっている。この本が必要とされていることがひしひしと伝わってくる。「今後も続刊してほしい」と書かれた読者のみなさんの自筆を読む喜び。これまで決して楽な道ではなかったけれど、諦めることなくシャンソン・フランセーズに関わり続けてきてよかった、とつくづく思う。(少し感傷が入ってる)

 選曲の幅を少し広げたのもよかったようだ。「サン=ジャンの私の恋人」「恋は水色」「澄んだ泉にて」「さよならを教えて」がいい評価を得ている。
 リクエストとなるとまさに十人十色。レオ・フェレ、ジルベール・ベコー、イヴ・デュテイユ、エディット・ピアフ、シャルル・アズナヴールなど多岐に渡っている。日本でシャンソン・フランセーズのCDがあまり発売されていないとはいっても、こうしたファンの存在を確かに感じることができてよかった。

 ほとんどがお目にかかったことのない方々だ。それでもこうして一所懸命に自分の思いを書いてくださる。それらのひと言ひと言を噛み締めたい。
 心当たりのあるお名前も見つけた。銀座産経学園で僕が担当している「フランス語で歌いましょう」のクラスを受講されている方だ。几帳面な筆跡に、授業中、盛んに僕の話をメモしていらっしゃる姿が重なる。
 他にも、シャンソンをフランス語で歌う会に参加している、と書いてくださった方がいらっしゃる。「本書は参考になる」との記入がある。
 全国にはいったいどのくらいそうした会があるのだろうか。多いといいな。

 いまはフランス語を学ぶ人が少なくなっていると聞いている。フランス語で歌うことに興味を持つ人がもっと増えてくれれば、フランス語人口そのものも増えることにつながるだろう。フランス語を学ぶ動機づけのひとつとして、シャンソンを歌うこともまた有効だということに気づいてほしい。

 シャンソンの歌詞を通して、日本語とはまた異なったものの感じ方、考え方にも触れることもできる。それは少し自分の世界が広がることでもある。もちろん、日本語と共通する言いまわしだってある。歌いながらそうした発見をする楽しみを味わっていただきたいと思う。

 シャンソンの覚え方についてひとつアドヴァイスをしよう。ルフラン(繰返し句)を先に覚えてしまうのだ。口ずさめるようになると、人間というのは欲が出てくるもので、その前後が覚えたくなってくるものだから。
 え、それでもまだ手こずるって? そういう方はぜひ、銀座産経学園で開いている僕の講座へおいでください。いつでも大歓迎です。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も 、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
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Les 29 et 30 avril 2004
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Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

   


   

「刷り込み」は怖い  2月23日(月) 晴れ

 

 日本テレビがまた、ちょっと首をかしげたくなるようなことをした。人気番組「マネーの虎」のオープニングに福沢諭吉の顔を挿入していたことが明らかになったのだ。僕はあの番組を見ていないのでよく分らないけれど、僅かに0.2秒映し出されたそうだ。よほど意識していないと気づかないくらいの映像だと思われる。プロデューサーはお金を強調したかったようだが、サブリミナル的効果があると疑惑を持たれた。人間の無意識領域に働きかけるのは、やはりルール違反だろう。

 ジェームス・ヴィカリーによって1957年に行なわれた映画館での実験がよく知られている。「コークを飲みましょう」「ポップコーンを食べましょう」というフレーズを5秒毎に映像に混ぜたところ、コーラは約60%、ポップコーンは約20%売上が増える結果となったというもの。
 もっとも、学問的には必ずしもサブリミナル効果の存在が確かであるとは認められない、とする説もあるそうだ。その実験には再現性がないというのがその理由だという。話が専門的になり過ぎると素人には理解するのが難しいけれども。

 広告でよく用いられるのは繰り返しによる商品の強調だ。商品名を連呼したり、同じ映像を何度も流したりということは普通に行なわれている。そうした情報を見たり聞いたりしているうちにいつしか商品名を覚えてしまっている。よく経験することじゃないだろうか。

 単純で強いメッセージを何度も繰り返し送る。この手法をしつこく展開したのは、ナチスの総統アドルフ・ヒトラーだったこともよく知られている。ナチズムの大衆宣伝によってユダヤ人の迫害、虐殺へとドイツ国民の多くは駆り立てられた。悪意あるメッセージが人を惑わせる例だ。繰り返しによる価値観の刷り込みに騙されないように心しなければならない。

 もっとも、躾や教育だって同じことを何度も言い聞かされながら身に着けるものだから、繰り返しを恐れているばかりでは、世代を超えて受け継がれるべき文化も歴史も先細りになってしまいかねない。スポーツ、語学もまた同じ練習を何度も経て上達するものだ。

 「2ちゃんねる」で、ちょっと気になる書き込みを見かけた。「都市伝説」の掲示板に2002年2月1日に掲載されたもの。
 この人によると、スターバックスコーヒーのトレードマークがサブリミナル効果を狙っている、という。あのロゴに描かれている女神像の両側にある羽根のようなものと冠を隠してみると、何とムンクの有名な絵「叫び」と同じだという指摘だ。

 そんなことがあるんだろうか、と思ってネットで調べてみた。丸いグリーンの地のなかに白抜きで"STARBUCKS COFFEE"とある。さらにその内側の黒い丸のなかに、やはり白抜きで問題の絵。投稿にあるように、女神の姿だけに注目すると見えてきた。ムンクのあの絵が。
 上記の投稿者によれば、「叫び」は心理学的に潜在意識に残る絵であり、企業イネージを印象づけるための意図的なデザインだ、という。

 果たしてほんとだろうか。同社の広報室に問い合わせたわけではないので、確かなことは分らない。また、そうした戦略があるならなおさら「はいそのとおりです」と答えてくれるとも思えない。
 それにしてもよく考えついたものだなぁ。「叫び」とコーヒーがすんなり結びつくとも思えないんだけど、僕には想像もできない深い考えがあるのかもしれない。

 たかがコーヒーショップのロゴひとつにも、見ようによってはこうした情報を読み取ることができるわけだ。僕たちはそうした面白い世のなかに生きているんだけれど、知らず知らずのうちに企業の思惑どおりの行動をさせられているとしたら…。そう考えると、やはりサブリミナル効果による「刷り込み」は怖いような気がする。
 自分にとってほんとに必要な情報かどうかを見極める力を持つことが、ますます大事になっているようだ。


♪Petites Annoces♪

「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"

・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も 、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル  Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。

[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)

[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France

[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。

CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。

[CD提出期限]2004年4月2日(金)

4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。

[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。

申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com

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VIVE LA REPRISE 2004

Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes

Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.

Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.

3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville

Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.

Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public

Dossier d'inscription sur demande fin janvier

Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com