日本テレビがまた、ちょっと首をかしげたくなるようなことをした。人気番組「マネーの虎」のオープニングに福沢諭吉の顔を挿入していたことが明らかになったのだ。僕はあの番組を見ていないのでよく分らないけれど、僅かに0.2秒映し出されたそうだ。よほど意識していないと気づかないくらいの映像だと思われる。プロデューサーはお金を強調したかったようだが、サブリミナル的効果があると疑惑を持たれた。人間の無意識領域に働きかけるのは、やはりルール違反だろう。
ジェームス・ヴィカリーによって1957年に行なわれた映画館での実験がよく知られている。「コークを飲みましょう」「ポップコーンを食べましょう」というフレーズを5秒毎に映像に混ぜたところ、コーラは約60%、ポップコーンは約20%売上が増える結果となったというもの。
もっとも、学問的には必ずしもサブリミナル効果の存在が確かであるとは認められない、とする説もあるそうだ。その実験には再現性がないというのがその理由だという。話が専門的になり過ぎると素人には理解するのが難しいけれども。
広告でよく用いられるのは繰り返しによる商品の強調だ。商品名を連呼したり、同じ映像を何度も流したりということは普通に行なわれている。そうした情報を見たり聞いたりしているうちにいつしか商品名を覚えてしまっている。よく経験することじゃないだろうか。
単純で強いメッセージを何度も繰り返し送る。この手法をしつこく展開したのは、ナチスの総統アドルフ・ヒトラーだったこともよく知られている。ナチズムの大衆宣伝によってユダヤ人の迫害、虐殺へとドイツ国民の多くは駆り立てられた。悪意あるメッセージが人を惑わせる例だ。繰り返しによる価値観の刷り込みに騙されないように心しなければならない。
もっとも、躾や教育だって同じことを何度も言い聞かされながら身に着けるものだから、繰り返しを恐れているばかりでは、世代を超えて受け継がれるべき文化も歴史も先細りになってしまいかねない。スポーツ、語学もまた同じ練習を何度も経て上達するものだ。
「2ちゃんねる」で、ちょっと気になる書き込みを見かけた。「都市伝説」の掲示板に2002年2月1日に掲載されたもの。
この人によると、スターバックスコーヒーのトレードマークがサブリミナル効果を狙っている、という。あのロゴに描かれている女神像の両側にある羽根のようなものと冠を隠してみると、何とムンクの有名な絵「叫び」と同じだという指摘だ。
そんなことがあるんだろうか、と思ってネットで調べてみた。丸いグリーンの地のなかに白抜きで"STARBUCKS COFFEE"とある。さらにその内側の黒い丸のなかに、やはり白抜きで問題の絵。投稿にあるように、女神の姿だけに注目すると見えてきた。ムンクのあの絵が。
上記の投稿者によれば、「叫び」は心理学的に潜在意識に残る絵であり、企業イネージを印象づけるための意図的なデザインだ、という。
果たしてほんとだろうか。同社の広報室に問い合わせたわけではないので、確かなことは分らない。また、そうした戦略があるならなおさら「はいそのとおりです」と答えてくれるとも思えない。
それにしてもよく考えついたものだなぁ。「叫び」とコーヒーがすんなり結びつくとも思えないんだけど、僕には想像もできない深い考えがあるのかもしれない。
たかがコーヒーショップのロゴひとつにも、見ようによってはこうした情報を読み取ることができるわけだ。僕たちはそうした面白い世のなかに生きているんだけれど、知らず知らずのうちに企業の思惑どおりの行動をさせられているとしたら…。そう考えると、やはりサブリミナル効果による「刷り込み」は怖いような気がする。
自分にとってほんとに必要な情報かどうかを見極める力を持つことが、ますます大事になっているようだ。
♪Petites Annoces♪
「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ 2004」のお知らせ "VIVE LA REPRISE 2004"
・「ヴィヴ・ラ・ルプリーズ」はパリで毎年行なわれているシャンソン・フランセーズのコンクールです。10回目を数える今年も 、サントル・ド・ラ・シャンソン Centre de la chanson とサントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles が共催します。
[日時]2004年4月29日(木)・30日(金)
[会場]サントル・ワロニー=ブリュッセル Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix 75004 Paris, France
[参加条件]18歳以上であればアマチュア、プロ、フランス人または外国人でも構いません。ただし、フランス語で歌うこと。次の課題曲をCDに録音してサントル・ド・ラ・シャンソン事務局に提出してください。
CDには3曲を収録してください。
・これまでにレコーディングされているシャンソンのレパートリー全体から1曲。
・未発表曲(レコーディングされていないもの)を1曲。
・「街」をテーマにしたシャンソンを1曲。
[CD提出期限]2004年4月2日(金)
4月29日(木)14h00から公開オーディション。
4月30日(金)20h30からオーディションに残った7名による決戦。第2部ではクロード・スメルのショーがあります。
[各賞]サントル・ド・ラ・シャンソングランプリ、ADAMI賞、SACEM賞、UNAC賞。
シャルルロワ・シャンソンビエンナーレ・ド・ブリュッセルからのパートナー賞。
観客賞が該当者に授与されます。
申込み用紙は1月末に発行します。詳しい情報およびCD送付先は下記サントル・ド・ラ・シャンソンまで。
Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel. (+33)01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com
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VIVE LA REPRISE 2004
Centre de la chanson et Centre Wallonie-Bruxelles presentent
VIVE LA REPRISE
10e edition du tremplin des interpretes
Les 29 et 30 avril 2004
au Centre Wallonie-Bruxelles
46 rue Quincampoix - Paris 4e.
Condition de participation
Le tremplin est ouvert aux amateurs et professionnels, de 18 ans et plus, francais ou etrangers chantant en langue francaise.
3 chansons sur CD
1 chanson issue de l'ensemble du repertoire enregistre
1 chanson inedite de creation
1 chanson sur le theme : La ville
Date limite de reception des dossiers : vendredi 2 avril 2004.
Auditions publiques le jeudi 29 avril a partir de 14h.
Finale (7 artistes) vendredi 30 avril a 20h30
suivie du spectacle de Claude Semal
Le jury decernera, le grand prix du Centre de la chanson,
le prix de l'ADAMI, le prix de la SACEM, le prix de l'UNAC
le prix des partenaires : Charleroi Chansons et Biennale de la chanson de Bruxelles
Prix du public
Dossier d'inscription sur demande fin janvier
Centre de la chanson http://www.centredelachanson.com
24 rue Geoffroy l'Asnier - 75004 PARIS
Tel.(+33) 01 42 72 28 99 - Fax(+33) 01 42 72 92 19
contact@centredelachanson.com