♪シャンソンを知る♪

   

 ☆ French Music Database フレンチ・ミュージック・データベース
  http://www.aplmusique.com/fmd/
長らく工事中だったアメリカ人によるサイトが復活。デザインも一新、見やすくなった。で、本文の使用言語は英語。
タイトル直下にあるタブにマウスポインタを当てるだけで項目がプルダウン。「データベース」"Database"には「アーティスト」"Artists"、「アップカミング・リリース」"Upcoming Release"がある。
「リンク」"Link"コーナーには「歌詞」"Lyrics"、「ラジオ・ステーション」"Radio Stations"などが用意され、それぞれ専門サイトへ飛べるようになっている。
 
 ☆Rfi Musique:エル・エフ・イー・ミュジーク
  http://www.rfimusique.com
ラジオ・フランスの音楽専門サイト。ここのアーティストのバイオグラフィーは充実している。また、プレイリスト、「今週のCD」では旬のアーティストへのインタヴューも。
 
 ☆Bureau Export de la Musique Francaise:ビューロー・エクスポール・
  ド・ラ・ミュジーク・フランセーズ(フランス音楽輸出協会)
  http://french-music.org/
諸外国でのフランス音楽の動向が英語で読める。メジャー系レコード会社の情報が主体なので、シャンソン系にはちょぴり冷淡とも言えるサイト。
 
 ☆La chabson francaise sur le Net:ラ・シャンソン・フランセーズ・
  スュル・ル・ネット=ネットの上のシャンソン・フランセーズ
  http://le-village.ifrance.com/cocopanel/frenchsong.htm
元ブルースやリズム&ブルースの女性シンガーだったココCocoのサイトのなかにあるシャンソン・コーナー。"Site artistes"「アーティスト・サイト」ではレオ・フェレ、バルバラ、ジャック・ブレル、ピアフ、ウィリアム・シェレールらのサイトのURLを紹介。"Sites generaux"「一般サイト」ではYahoo!Franceや、ミュージシャンのためにはポンピドゥーセンターにあるIRCAMの案内が役に立つかも。
 
 ☆Music-Hall le site de la chanson vivante:ミュージックホール
  ル・スィット・ド・ラ・シャンソン・ヴィヴァント
  http://www.music-hall.org/
レオ・フェレのサイトhttp://www.leoferre.org/ と連動しているが、こちらはシャンソン一般を扱う。といっても、どちらかというと、ヒットとか流行を追わない、内容の濃いシャンソン歌手が中心。アラン・オーランシュ、ミシェール・アトラニ、リュリュ・ボルジア、ディケース、ジュリエット、アラン・ルプレストなどのバイオなどが用意されている。"Lieux et adresse de la chanson vivante" 「生きてるシャンソンの場所とアドレス」には生演奏の店や出版社、ラジオ局、レコード会社などの有益な連絡先が盛りだくさん。
 
 ☆Zoomrang:ズームラン
  http://www.zoomrang.com/index.html
2001年1月までは Ailleurs アイユールと称していた個人サイト。バスティーユ広場近くに同名のライヴハウスがあるが、それとは無関係。独自のセレクションでアーティストを吟味、ディスク評は「自由で主観的」を謳っている。リアルオーディオを使って試聴もできる。
 
 ☆sacem:サセム
  Societe des auteurs,compositeurs et editeurs de musique =作詞家・作曲家・音楽出版者協会。
  http://www.sacem.fr/
こちらのJASRACみたいなもの。ニューメディアと著作権など、お堅いページが多い。でも、SACEMが今春に授与したヴァンサン・スコット賞をアリゼ が、ラウル・ブルトン賞をM(エム)が、ルネ・ジャンヌ賞をパトリシア・カルリが、ロルフ・マルボ賞をアラン・スーションが手にしたといった、シャンソン関係の話題も時々載る。
 ☆Academie Charles Cros:アカデミー・シャルル・クロ
  http://www.charlescros.org
評論家、スペシャリストのグループにより、1947年に創設された組織のサイト。毎年、クラシックばかりでなくポピュラー分野の優れたディスクをも表彰している。53回目に当たる昨2000年の受賞者はシャンソン歌手でIn Honorem(名誉賞)に輝いたのはアルバム《Chambre avec vue》を発表したアンリ・サルヴァドール Henri Salvador。ディスク大賞 Grand-prix du Disque は、ウィリアム・シェレール William Sheller《Les machines absurdes》、フランク・モネ Frank Monet《Les emelies》、フランス語圏高等評議会賞がレ・テット・レッド Les Tetes Raides《Gratte poil》に授与された。ここのグランプリをもらえれば本物。他にも話題多数。
 ☆La Chanson Francaise & Francophone:ラ・シャンソン・
  フランセーズ&フランコフォヌ
  http://www.bwoolley.claranet.fr/FrenchSong.html
かなり網羅的なリンク集。"Ressources generales" 「全般的なリソース」ではシャンソンを学ぶ人たちのための歌詞や譜面の入手先をガイド。"Les chansons pour les enfants"「子供たちの歌」があるかと思えば、調査機関のURLを教える"Statistiques et sondages"「統計と世論調査」から"Rap,HipHop,Indie"「ラップ、ヒップホップ、インディーズ」、"Festivals de la musique"「音楽フェスティヴァル」まで、疑問を持ったらここでチェック。調べに行く先を的確に示してくれる。
 ☆Charts in France チャーツ・イン・フランス
  http://www.chartsinfrance.com/index.html
シングル、アルバム、コンピレーション盤の売上に基づいた公式のヒットチャートを掲載するサイト。ここをチェックすれば、最近の売れ筋の動きがつかめる。トップページに各ジャンルのNo.1のジャケット写真が並ぶ。アーティストニュースもあり。
 ☆ Dans la Lune ダン・ラ・リュヌ
  http://www.danslalune.com/
以前の「プレヌ・リュヌ」サイトがリニューアル。クールな作りはさらに洗練された感じ。
トップページにアーティストたちの名前がリストアップされている。それぞれの名前をクリックすると、「公式サイト」"Site officel"、「非公式サイト」"Sites officieux"の両者を表示するページに飛ぶ。
トップページの左下に「コンサート中」"Sont en concert"という小さな四角がある。いまフランスでコンサートを行なっているアーティスト名が列挙されている。好きなアーティスト名をクリックすれば、公演日時、会場を知らせる画面になる。
上部にあるタイトルのひとつ「月別アジェンダ」"Agenda par mois"をクリックすると、その月のコンサート一覧が見渡せる。
「リュニヴェルセール」"Luniversaire"のコーナーでは、その月生まれのアーティストの生年月日、曜日までが分る仕組みになっている。
 ☆Le Carrefour des Artistes:ル・キャルフール・デ・ザルティスト
  (アーティストたちの十字路)
  http://www.surscene.qc.ca/musique/
サン=ジョルジュ・ド・ボース生まれのシュジー・テュルコット Susy TURCOTTE は2冊の詩集も出した文学畑の女性。フランス語圏のアーティストに造詣の深い彼女が主宰するページ。
カナダ出身のリュック・プラモンドン、リンダ・ルメイ、ルネ・クロード(レオ・フェレ作品ばかりを収録した《On a marche sur l'amour》Transit TRCD-9109〜10 でアカデミー・シャルル・クログランプリ受賞)たちの他、ジ
 ☆CSDEM (= La Chambre Syndicale des Editeurs de Musique Legere)
 :セスデム(ラ・シャンブル・サンディカル・デ・ゼティトゥール・ド・ミュジーク・
   レジェール 軽音楽出版社雇用者組合)
  http://www.csdem.org/
1925年創設の組織で、作詞・作曲家たちの権利を守るため、世界中に監視の目を光らせている。具体的には楽曲管理に独自のノウハウを持ち、ニューメディアやカラオケでの楽曲使用を厳しく取り締まる。ここの許可を得ずに原詞などをネット上に公開したものの、閉鎖に追い込まれることも。
それとは別に、戦前のシャンソンの集大成ともいうべき《Un siecle de chanson francaise》「シャンソン・フランセーズの1世紀」という、譜面を掲載したアントロジーを発売している。問い合わせはページからメールで。
 ☆Chanso'net:シャンソ’ネット
  http://perso.wanadoo.fr/cerise/
シルヴァン・シュヴァリエ Sylvain CHEVALIER のページ。ジャン・サブロン「4月のパリ」、イヴ・モンタン「頭にいっぱい太陽を」、フランシス・ルマルク「兵隊が戦争に行く時」、ナナ・ムスクーリ「9月に」、マリー・ラフォレ「16歳の頃の恋のように」、ベルナール・ラヴィリエ「サイゴン」、ヴェロニク・サンソン「マリアヴァ」などの原詞とコードネーム、各曲についての寸評などが読める。
 ☆IRMA (= Information et Ressources pour les musiques actuelles)
 :イルマ(アンフォルマシオン・エ・ルスールス・プール・レ・ミュジーク・アクテュエル)
  http://www.irma.asso.fr/
音楽に関する諸情報を提供する組織のページ。音楽業界を概観できる。なかでもポピュラー系では次の3つが便利。
1.CIJ = Centre d'information du Jazzジャズ関連情報センター。
2.CIMT = Centre d'information des musiques et de danses traditionnelles)伝統的音楽とダンス関連情報センター。
3.CIR = Centre d'information rock et chanson ロックとシャンソン関連情報センター。CIRでは25,00に及ぶロックグループ情報を提供。
他に、上記3つのセンターが中心となり、エレクトロニックやヒップホップ系、シャンソンなどの専門家の分背kいなどを掲載した雑誌オフィシエル・ド・ラ・ミュジーク Officiel de la Musique を発行する。2001年版は912ページで 290フラン。書店以外ではこのサイトから注文もできる。
   
 ☆Le Hall de la Chanson
  http://www.lehall.com/
「ル・オール・ド・ラ・シャンソン」はパリの北東部、ヴィレットにあるシャンソン・フランセーズの総合的な情報館。(住所はParc de la Villette cite administrative- 211, Avenue Jean Jaures 75019 Paris Tel : 01.53.72.43.00 fax : 01.53.72.43.01) 。そこに展示されている情報のガイドがこのサイト。「パノラマ」はシャンソンに関するマルチメディア・データベースで、「人物」「場所」「クロノロジー」など6つのキーワードに分けられている。実際にホールを訪れる前の下調べにピッタリ。
   
 ☆bamboo-music
  http://www.bamboo-music.com
フランス人女性ジャーナリスト、アンヌ・グレフAnne Greffeのサイト。手作り風のトップページが迎えてくれる。トマ・フェルセンやジュリアン・クレールなどのフレンチ系だけでなく、幅広いインタヴューが充実。日本についての情報もあって、いろんな楽しみ方ができる。
   
 ☆Le petit dictionnaire intime de la chanson francaise
  「シャンソン・フランセーズの個人的小事典」
  http://perso.wanadoo.fr/chanson_francaise/
 シャンソン好きを楽しませてくれるアイディアが詰まっているサイト。
 "Acceuil"(トップページ)の右側に項目が並んでいるので、興味あるものをクリックしよう。
 最初の "Liste des artistes"「アーティストリスト」の項目ではジョー・ダッサン、ミッシェル・ジョナス、ジャン・ギドニ、リュック・プラモンドン、クロード・ヌガロなど60名(02年7月22日現在)の簡潔なバイオグラフィーを参照できる。
 
 "Bibliographie"「ビブリオグラフィー」(書誌)がその次。フランスで発行されているシャンソン関係の本に興味のある人はここをチェック。いずれ当サイトでも紹介したい本ばかり。
 
"Top50"「トップサンカント」。ここには来訪者からのEメールによる人気投票の結果がある。当サイトにも同様の項目があるけれど、気になる順位は―
第1位:ジャック・ブレル。第2位:ジョルジュ・ブラッサンス。第3位:シャルル・アズナヴール。第4位:パトリック・ブリュエル。第5位:ジャン=ジャック・ゴールドマン。女性ではザジが第17位。以下パトリシア・カース(23位)、ピアフ(33位)、イザベル・ブーレー(33位)など。当方の結果と比べるのも面白い。
 
"Music-Hals"「ミュージックホール」。ボビノ、オランピアといった伝説的な劇場の名前をクリックして現われる写真入り解説も楽しい。
 
"Histoire et chronologie"「歴史と年譜」。中世のトゥルバドゥールからマザリナード、ロマンス、革命期の歌などを経て近現代まで、シャンソンを通して見たフランス小史。
 
"Geographie de la chanson"「シャンソンの地理」。用意されている地図で、たとえば「ヨーロッパ」をクリックすると、フランスやベルギーなど各国出身のいろいろな歌手がどこで生まれたかがひと目で分るようになっている。前記「アーティストリスト」の補遺に役立つ項目。
 
"Music-Halls"「ミュージックホール」。ボビノ、オランピアなどシャンソンにゆかりのある劇場の名前をクリックすると写真入りの解説が現われる。
 
"Festival francophone"「フランス語圏フェスティヴァル」には、各月に行なわれる主だったフェスティヴァルが挙げられている。
 
こぢんまりして手作りのぬくもりが感じられるシャンソン・サイトだ。
 
 ☆ Frederick Blais,
   Les auteurs et compositeurs De la chanson francaise
  http://www.auteurscompositeurs.com
たとえば「パリの空の下」というシャンソンなら、ジャン・ドレジャックが歌詞を書き、ユベール・ジローが音楽をつけている。他の名曲の数々も作詞家と作曲家のコラボレーション抜きにしては成り立たない。
 ところが、アーティストや歌手のサイトはたくさんあるけれど、作詞・作曲家たちの経歴や作品名などを取り扱うサイトはここくらいしか見当たらない。
 ヴリーヌ・ビュギイ、フランソワーズ・ドラン、パトリシア・カルリ、ピエール・ドラノエ、ジャック・ドゥマルニー、フィリップ=ジェラール、ジャック・ルヴォー、ギイ・ボンタンペリetc. etc. まさにシャンソン・フランセーズの歴史に残る作品の生みの親たちが勢ぞろい。エピソードを知る上でも楽しく読める。
 
 ☆ Association Art et Chanson
  http://www.friendship-first.com/artetchansons_fr.htm
ジャン=クロード・クーリエ Jean-Claude Coulie が主宰するサイト。シャンソン・フランセーズの900人の歌手が発表した18,000枚以上のディスクを調べ上げて作った「ディスコグラフィー2001」《discographie 2001》が紹介されている。微に入り細を穿った内容は脱帽もの。
 なお、「2001」は品切れで、12月に出る新版「2003」の予約を受け付けている。
 本のサイズは21×29.7cmで、価格は83.85ユーロ。日本から申し込むと、航空便の場合は16.77ユーロの送料がかかる。
 
 ☆ Le Chat Noir
  http://www.lechatnoir.free.fr/actualite.htm
エドガー・アラン・ポーの小説『黒猫』にヒントを得て、ロドルフ・サリス、エミル・グードーが1881年に開店したモンマルトルの“芸術キャバレ”ル・シャ・ノワール。そこでは文学とシャンソンが境を接していた。そんな面白さに溢れた店の雰囲気を伝えるサイトがここ。
ロートレックの絵で有名な、つば広の帽子に赤いマフラー姿で自作シャンソンを歌ったアリススティード・ブリュアンも出演していた。このサイトには古き良き時代の息吹がある。19世紀末から20世紀初頭にかけてのシャンソンの原詞、1930年代に刊行されていた「パロール・エ・ミュジーク」誌の記事など、レアな情報を満載。
  
 
 ☆ Musique en Ligne
  http://www.musiqueenligne.com/
「ミュジーク・アン・リーニュ」と読む。ト音記号が目印のサイト。そのままだとテーマ曲がなりっ放しなので、ト音記号の右隣にあるスピーカーのアイコンをクリックして音を消しておこう。興味深い項目が並んでいる。
"Patitions numeriques"は「デジタル譜面」。そこをクリックして、アーティスト名やタイトルの入力画面へ。"GENRE"「ジャンル」という項目の横に▼があるので、それを押し下げてスクロールさせると、"Varietes francaises"を選んでgo! ただし、譜面をディスプレイに表示させるには"Scorch"というプラグイン・ソフトが必要だけれど、その場でダウンロードできるので便利。聴きたい曲を選び、譜面を呼び出す。プレイボタンを押すと譜面ブルーの線が現われて、いまどこを演奏中かを示してくれる、という親切さ。
"Artistes"「アーティストたち」のコーナー。お気に入りの名前を入力すれば、ミニサイズのバイオグラフィーが出て来る。さらに詳細は"En saboir plus"「もっと知る」というボタンを押せばいい。
"Actualites"「ニュース」コーナーをクリック、次の画面の地球のアイコンがついた"A la une"「第1面」に進む。いくつかの項目が出て来るけれど、"Les grands de la chanson francaise"「シャンソン・フランセーズのビッグたち」がおすすめ。ジョー・ダッサン、セルジュ・レジアニ、シャルル・トレネ、イヴ・モンタンなどが紹介されている。8分休符をクリックすると、彼らの代表曲がまた譜面つきで聴ける。