♪おもしろサイト♪

   

 ☆Le hit-parade des chansons oubliees:ル・イッパラード・デ・
  シャンソン・ズブリエ(忘れ去られたシャンソンのヒットパレード)
  http://oasis.fortunecity.com/oahu/245/franc.htm
ヒットパレードは何もいま流行ってる楽曲だけのためのものではないだろう、といういかにもフランス的なエスプリの利いたコンセプト。ちなみに、6月上旬現在トップはソルダ・ルイ Soldat Louis の《Du rhum des femmes》。2位はスール・スゥリール Soeur Sourire(微笑み姉妹というグループ名が悲しい…)。モナコ皇女ステファニーStephanie の《Comme un oragan》が3位につけている。自分のかつての愛聴曲の末路をたどり、もって時の流れと人情のはかなさを思い知るためのサイト。
   
 ☆En avant la zizique:アン・ナヴァン・ラ・ズィズィーク
  http://www.ifrance.com/zizique/
la zizique ラ・ズィズィークとは俗語で“音楽”。意味は「音楽、前へ進め」。マルチタレント、ボリス・ヴィアンに同名の評論集がある。というわけで、ヴィアン、セルジュ・ゲンズブール、ジャック・ブレル、ジョルジュ・ブラッサンスの4人だけに特化した、マニアックなサイト。写真を眺めているだけでも楽しい。コードネームだけでない、ちゃんとした譜面もついている。
   
 ☆Genea@star
  http://www.geneastar.net/fr/
「ジェネアットスター」と読むのだろうか。フランス語の"genealogie"「ジェネアロジー」は系図の意味。そのもじりをタイトルにしてある。
収録されている歌手やダンサー、画家や彫刻家、俳優、映画作家、演出家、放送関係、軍人、医者、料理人、哲学者から犯罪者など各界の人たちの系図が分るサイト。バイオグラフィーはもちろんのこと、その父方の祖先をできうる限り綿密にたどっているから驚く。他に類を見ないポリシーだ。
エディット・ピアフを例に取ろう。彼女の父親ルイ・アルフォンス・ガシオンはアクロバットの大道芸人だったが、そのルーツを何と15世紀まで遡って探し出している。また、いまも生きている彼女の従兄弟筋に当たる人たちの名前も掲載されており、名前をクリックすると自動的にメールの「メッセージの作成」画面が出て来る、という念の入れよう。すごい、のひと言に尽きる。
   
 ☆Bide & Musique
  http://www.bide-et-musique.com/artists.html
「ビードゥ・エ・ミュジーク」。 "bide"“ビードゥ”はフランスのアーティストたちが嫌う言葉。「(ステージで)まったく受けないこと」を意味するからだ。それをあえてタイトルにしたサイト。
訪問者のリクエスト投票に基づいて、過去に流行った曲、流行らなかったけれどいい曲などを集計している。また、Webでそれらの曲を放送してもいるので、会員登録を済ませてログインすれば聴くこともできる。
ストーン&シャルダン、ステファニー・ド・モナコ、スール・スゥリール、ピエール・バシュレ、ミュリエル・ダック、マルセル・アモン、カレン・シェリル、ジャン=クロード・ボレリ、ダニエル・ジェラール、アメリー・モランetc. etc. 懐かしい名前が並ぶ。リクエストの"Top50"があるかと思えば、"Flop50"なんてのもある"flop"“フロップ” は"bide"”ビードゥ”と同じ意味。シャレの利いたサイトだ。