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のりピーとユミのおしゃべり日記

映画研究部の部長、小林紀子(2-6)さんと副部長、岡田ゆみ(2-6)さんの
「映画言いたい放題」交換日記です。ときどき、映画以外の楽しい話題も…。
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  映画を聴く!7 by 今井くん
Date: 2004-09-17 (Fri)
 全国に3人くらいいるらしい「映画を聴く」ファンの皆様、お待たせしました。やっとのことで復活です。前回の投稿直後に我が社のPCが壊れ、約2ヶ月間PC無しの情けない状態が続き、おまけに我が家の愛猫ピックの急死にあい、悲しみに打ちひしがれておりましたが、何人かの方からの励ましと時間の経過で、何とか立ち直りつつある今日この頃でございます。世界に愛猫家のミュージシャンは数多くいるはずですが、「猫が死んで悲しい」と歌った歌はあるのでしょうか? どなたかご存知なら教え下さいませ。
 ちなみに「犬が死んで悲しい」という歌は有名なのがあります。ニッティグリッティダートバンドが歌ってる「ミスターボージャングル」という曲で、「15年間一緒にいた犬が死んでから、12年も経った今でも悲しい」と歌ってます。最近日産のCMで使われていたのでその一部を聴かれた方もいるでしょうが、彼らの代表的なアルバム「アンクルチャーリーと愛犬テディ」では、老人と犬の会話(!)にひき続いてイントロが流れはじめ、フラットマンドリン(これがいい味出してます)やアコーディオンを交えたジャグバンドの雰囲気を漂わせた演奏を聴くことができます。その素朴でしみじみとしたサウンドは、ホント心に沁みるんだよなー・・・。ゆみ様、一恵様はじめ愛犬家の方々にぜひお聴きいただきたい一曲なり。
 尚、この「ボージャングル」というのは人の名前、ニックネームで実在のモデルがいました。ラスべガスなど各地のステージでダンスを含めたショーをやる、いわゆるボードビリアンだった人で、あのサミー・デイビス・ジュニアにタップダンスを教えたこともあったそうです。そんなこともあってサミーもこの曲カバーしてますが、やっぱり私はニッティのバージョンの方が好きです。

  さて、映画の話がちっとも出てきませんが、久々ということで許して下さいね(理由にならんが・・・)。
 次も一応映画からの話ですがほとんど音楽噺です。実はこの話題、「映画を聴く」の最終回に語ろうと思っていたのですが、ザ・フーが来日するし、ちょっと前のニュースでは後述する「エア・ギター」のことやってたりしたので、この機会に語ることにしました。
 その映画は『ウッドストック』、皆さんご存知ですよね。'69年8月に開かれた伝説のロックフェスティバルのドキュメンタリーで、日本での副題は「愛と平和と音楽の3日間」でした。この映画、私は10回近く観ました(あの頃ビデオがあったらなー)。
 アーティスト達ばかりではなく、会場に集まった約40万人ともいわれた若き聴衆が、いわゆるカウンターカルチャーとして世界に与えた影響はすごかった。そのファッションはもちろん、ヨガや泥んこ遊びなどの健全系ばかりだけでなく、裸のお付き合い(いわゆるフリーSEXね)とかドラッグ(両方とも私はしてませんよー!)などのヤバイ系まで、善し悪しは別にして、我々がはじめて見る光景であり、好むと好まざるとにかかわらず我々のほとんどが何らかの形でどこかに影響を受けてきているはずです。

 音楽がまた当然のことながら驚きの連続。出演者すべてが衝撃的でした。まずは先ほどちょっと触れた「ザ・フー」、ギタリストはピート・タウンゼント(来日のニュースみたけど、ちょーおっさんになってた、まーしょうがないやね)。我が親愛なる若き天才ギタリスト、赤羽在住の高校生G君に「無駄な動き」といわれちゃった「ピックを持つ右手を大きくグルグル回して弾く奏法」、確かに無駄な動きです。だけど当時のエレキ野郎たちには結構カッコ良く見えたのだよ。真似する奴も多く現れました。何せあんなふうに弾くなんて、それまで誰も思ってもみなかったことですからね。ただ最後にギターをたたき壊すパフォーマンスをはやらせた(?)のはちょっと問題ですなー。彼はギブソンのSGというモデルを主に使っていたのですが、現在、音の良いビンテージ物のSGが入手困難なのは、この人があらかた壊しちゃったからという説があるくらいです。やっぱ楽器は大切にしなきゃいけませんよね。

 夜のステージで凛とした輝きを見せたのがジョーン・バエズ。吐く息の白さがとっても印象的でした。フォークの女性ソロボーカリストのアカペラが、あんなにも力強いなんて信じられなかった(歌の内容もメッセージ色が強かったし)。当時日本では森山良子が「和製ジョーン・バエズ」なんて言われてたけど「とーんでもない、比較にならんぞー!」と憤慨してたあの頃の私でありました(今でも息子の「なおたろー」共々わたし的には低評価です、ファンの方ごめんね)。
それと、クロスビー・スティルス&ナッシュ(映画ではニール・ヤングは登場しない)のイスに座って演奏するスタイルも大流行。映画では「青い眼のジュディ」、なつかしのオープンDチューニング!(D−28の6弦のビンビンする音は、たまりませんなー、瀬間さん) デビュー前、学生バンドだったガロやアルフィーも彼らのコピーやってたし、もちろん我々もこぞってイスにすわり、あのハモをやってました。
 
 名古屋支部長加藤さんのごひいき、サンタナもここで初お目見え。若き日の彼はこの時まだメジャーデビュー前だったはず。それどころか、ド派手なドラムソロでサンタナより目立っちゃったマイク・シュりーブ(名前うろ覚えです)は、まだ16か17歳だったと聞いています。
 
 そしてジミ・ヘンの登場は「星条旗よ永遠なれ」とともに。いやー強烈でした。彼が演奏したのは最終日で人影もまばら、ちょっとかわいそうな気もしたけど、そんな退廃的とでもいうムードが、妙にマッチしてた気もしたです。左利きの彼が右利き用のストラトキャスターで弾くスタイルも、ちょーカッコ良くて当時話題になりましたっけ。彼はこの翌年に亡くなったのですが、ちなみにこの'70年にはジャニス・ジョプリンと、ドアーズのジム・モリソンも亡くなりました。3人とも頭文字に「J」がつくので、これもまたいろんな噂を呼んだものです。

 まだまだ語らねばならぬアーティストはたくさんいますが、また長いぞー、と怒られるので次の機会に(あればの話ね)。最後は「エアギター」で締めましょう。
 今でこそわりと知られてますが、元祖はここでのパフォーマンス、やったのはご存知ジョー・コッカーです。歌は「心の友」(オリジナルはビートルズ)。ボーカリストがイントロや間奏の時や歌の合間に、ギターを弾いているような「手振り」をする、これを名づけて「エアギター」。海外はもちろん、日本でも古くはジュリーや矢沢の永ちゃん、ちょっと下がってヒデキあたりが、百恵ちゃんも「♪ロックンロールウィドー、アハハーン」と歌いながらやってたし、現在でも聖子は原田しんじに、あゆは野村のよっちゃんにすりよって、ギター弾くようなかっこうをするでしょ。この「動き」の元祖が、ここでのジョー・コッカーでした。もちろんそれ以前にやってた人はいたかも知れません。しかし「世界中」が最初に目撃したのはこの映画=ステージのジョー・コッカーで、以降あっというまに普及(?)し、楽器を持たないロックボーカリストのパフォーマンスの定番となったのでした。
 '80年代には世界選手権もありましたし、先日のニュースでは全米選手権が開かれ、優勝した人はギターの弾けない人だったとか。今度同期会でやってみましょうか?(きっと却下でしょうねえ・・・)

 スタッフロールのバックに流れる曲名は、ずばり「ウッドストック」、歌はC・S・N・Yで 作詞はジョニ・ミッチェル、
 
♪ We are stardust、 we are gorlden・・・

 この歌詞に象徴されるように、あの頃はみんなが、すべてが、「綺羅星」のように輝いていた時代だったなー・・・と、物思いにふける私でありました。
一曲一曲を聴くごとに、観るごとに、いろーんなことが浮かんでは消え、消えては浮かぶ、思いが尽きぬ一編なのでありまする(今回はえらくシミジミモードぢゃ)。

 音楽ばっかでホント申し訳ないっす。でも当時「映画館に通った」という実感があるのは、この映画のほかには「新宿東映」に通った「仁義なき戦い」シリーズくらいなんです。深い御慈悲の心を持ちましてお許し下さいませ。

 さてさて、新たに造詣深き大支配人様も現れたことですし、私ごとき映画の門外漢はこのコーナーからそろそろ退出どきかと・・・。従って次回はいよいよ最終回! 今回できなかったリアクションのいくつかと、懸案の「どきどきシーン」でフィニーッシュ!!! のつもりでございます。皆様、もうちょっとの辛抱、よろしくお願いいたします!

 

  支配人、再び  /   ゆみ
Date: 2004-07-29 (Thu)
桜井くん、早っ!  そうだったのか…リーバンクリーフはあの鷹の目に涙を隠していたのね(『夕陽のガンマン』)。  これでやっとさっぱりしました。

早々に再登場いたします
夕陽のガンマンのオルゴ−ルについて、この懐中時計は二つありひとつはリ−バァンクリ-フもうひとつはジャンマリアボロンテが所持しており最後の決闘のシ-ンでボロンテのオルゴ−ルの音色が止まったら撃ち合うと言うことで両者にらみ合いその時、イ−ストウッドの手になぜかもうひとつの懐中時計が!決闘が終わりイ−ストウッドがクリ-フに「家族なのか」と尋ねると「兄妹さ」と答えております。妹はボロンテに犯され自殺している。
007のボンドガ−ルで一番のお気に入りといえば「ロシアより愛をこめて」のダニエラビアンキにまちがいない!(後日ショ−ンコネリ−の実弟のニ−ルコネリ−主演
「ドクタ−コネリ−/キッドブラザ−作戦」という映画にも出ています。
「日活」最後の作品「八月の濡れた砂」主演村野武則・野田テレサ、もちろん主題歌は石川セリ(井上陽水夫人)、ひと夏の若者たちの自堕落な暴走
最後はヨットの中で野田テレサが撃った猟銃の弾が船に穴をあけそこに波がぶつかり揺れている。そんな夏の映画は嫌いです
夏といえば「おもいでの夏」年上の女性に恋焦がれた青春のいちペ−ジ、胸が痛む!音楽はミッシェルルグラン、サントラ聞かなくちゃ
どうしてあの頃は「個人教授」と言いそんなにも年上の人に憧れていたのか?
彼女と喧嘩別れしたあの雨の夜ドラマティクスの「イン・ザ・レイン」に涙を流し、彼女の力になれなかった日、悔しくて悔しくてデルズの「彼女に喝采を」を何度も何度も聞き、涙酒を飲み、「やっぱりお前しかいなかった」と後悔した日、チャイライツの「レタ−・トゥ・マイセルフ」で死ぬほど涙を流したあの日、やっぱり!,ぜったい!何ていわれようが!世の女性に問う!!男の方がロマンチストです。(反論待つ)・・・・・なんか高橋の中年日記みたいになっちゃった?この三曲は私のソウル・三大バラ−ドです。もちろんこの三組の日本公演には女房とふたりで行きました。
追伸 僕の友達が「踊る大捜査線」の一作目に出演してます。もちろん台詞もあり、ギバちゃんのとなりに座っておりましたTVではきむ拓、反町、
深キョンと共演、ゆみさんの旦那さまも知ってる人ですよ。

桜井くん、ありがとうございました。  で、奥様は「やっぱりお前しか…」の方なのですか?  まさに青春!でしたね。  心傷ついた夜、繰り返し、繰り返し聞いた曲、今でも耳にするとドキッとしちゃいます。  私の友達は彼に振られたとき中島みゆきをずーっと聴いてました、暗すぎるだろう、それは!

  謎の支配人現る!  /  ゆみ
Date: 2004-07-28 (Wed)
まだ8月に入っていないというのに連日の猛暑ですでにぐ〜ったりとしている私とのりぴー、そんな姿を見かねてか(って、見えてるはずないよねー)、8組(3年のときは6組)の桜井くんが投稿してくれました。  なんと映画のプロだったのね!  さあ、さぁ皆さま、夏のひととき、お楽しみくださいませ。

 ゆみ殿ひさしぶりでござる。おしゃべり日記を拝見いたし、久しぶりに映画について私も何かしゃべりたい気持ちになりここにペンをとることにしました。  私は今から15年前まで某映画館(8館シネコン)の総支配人を致しており、毎日、毎日映画を見るのが仕事でただこのフィルムが当たるかどうかの選択で試写室めぐりをし作品についての思い入れをあまり語ることがなく、迷惑でしょうがこの場を借りて一言言わせて下さい。
こだわり/思い出
1)ジェ-ムズ・ボンドはショ-ン・コネリ−です。あとのひとは007です。
2)ブル−スブラザ−スよりおもしろいアニマルハウス(ベル−シ−主演、ランディス監督1週間で打ち切り、不入りのため)
3)マカロニウエスタンの表の巨匠はセルジオ・レオ−ネ、裏の巨匠はセルジオ・コルビッチ(続・荒野の用心棒等、別の機会に詳しく)
   余談レオ−ネのアメリカ資本作品「ウエスタン」(ヘンリ−フォンダ、ブロンソン、カルディナ−レ等)モリコ−ネの音楽がすばらしく一見の価値あり
4)トップガンのラストはyou've lost that lovin' feeln'で決まり
5)ダイハ−ドを見た日(朝8時より日劇での試写)は会社の人たちと夜まで銀座で飲み会(途中記憶なし)
6)ほとんどの映画評論家は最初と最後しか本編を見ていない(途中皆ねている)まちがいない!
7)泣かせる為に作った映画は大嫌い(チャンプ、天使の詩等)
8)笑ら金などにでているピン芸人のヒロシのBGMはガラスの部屋の主題歌である
9)テンプテ−ションズのsome enchanted eveningのプロモは映画ファン涙ものである。絶対まちがいない!!ネットで見れるかも
       ラストシ−ンは南太平洋とだけ言っときます
10)丹波哲郎出演のマカロニウエスタンを見たのは私だけ
11)なぜかフランシス・レイの音楽が好き(個人教授など)
12)マカロニウエスタンについて語らしたら一晩でもしゃべる自信がある(本にしようかと思っていたときもある)
13)最近の映画は見ていないし、まったく知らない(こともない)
14)日本映画は座頭市、悪名、兵隊やくざ、仁義なき戦い、日本侠客伝がすき(にっかつロマンポルノも仕事で嫌々見た)
初めての参加なのでとりあえずこのへんで、次回は作品ごとの思い入れなどを語らせていただきたいと思います(迷惑でなければ)
追伸 この支配人はソウルミュ−ジック(R&B)を語らせたら二晩は寝かせません(おもにソウルグル−プ)
テンプテイションズ、ミラクルズ、チャイライツ、ドラマティクス、マンハッタンズ、オ−ジェイズ、スタイリスティクス、スピナ−ズ、ブル−マジック、デルズ、フォ−トップス
モ−メンツ、ウィスパ−ズ、デルフォニックス、グラデスナイト&ピップス、ハロルドメルビン&ブル−ノ−ツ等 

桜井くん、ありがとうございました。  中尾くん、今井くん、そして今回は桜井くんに加わっていただき、ますます盛り上がる(?)このコーナー、今後ともよろしくお願い致します。

さて、わたくしめも一言、二言。

1)の007についてのご意見は高橋くんと同じね、そんなにショーン・コネリーへの思い入れがあるんだ、彼は年を取ったほうがずっとセクシーだと思うんだけど・・・で、ボンド・ガールは誰がお好み?  私は『007は殺しの番号』のウルスラ・アンドレスかな。  なんか近寄りがたいゴージャスさだわ〜〜。
4)の『トップ・ガン』、確かにジューク・ボックスから流れてきたのはライチャス・ブラザースの『ふられた気持ち』、この曲バーでケリー・マクギリスに一目ぼれしたトム・クルーズが仲間の応援をバックに歌った曲、こんな風に言い寄られたら・・・自信ないなー、わたしも。
11)フランシス・レイねぇ、どちらかというとエンニオ・モリコーネでしょう、桜井くんは。  でも、私も好きでした、『個人教授』。  ルノー・ベルレーもあの作品のみという感じでしたがいかにもフレッシュな魅力に溢れてました。  対するはアラン・ドロンの元妻のナタリー・ドロン、年上の女の哀しさをよく表現してましたね。  大体、年下の男性と付き合うのは女の勲章などという人がいるくらいで、これはもう、どえりゃー大変なことなんです。  たとえば5歳年下の男性と付き合うとする、5歳年下の男性なら彼にはさらに5歳年下の彼女がいてもおかしくない、とすると自分より10歳年下の女性と同じ地平で勝負しなけりゃならないということになるのよねー、無理、全然。
12)ではお聞きしますが今井くんも好きな『夕陽のガンマン』のオルゴール決闘、あの懐中時計の中の写真の女性は一体誰? そして登場人物とどういう関係だったの?  是非教えてください!  
13)って、どっちなのさ?
14)私も観ました、『8月の濡れた砂』、でも中身は全然覚えてない、音楽は石川セリだったよね。

R&Bがホントに好きなのね、2晩寝ずに語り明かしたい方は桜井くんに個人的に連絡してくださいね。

桜井くん、次回は思い出の一本に絞ってみっちり語ってください。  迷惑だなんてとんでもない、みんな期待してます。   

お次はのりちゃん、きみの番だぜ!


  今度のボンドはだ〜れ?  / ゆみ
Date: 2004-06-06 (Sun)
全国に三千万人も居たの? のりぴーファンが。  じゃあ、私のファンの皆さんはどうなのさ! 

「アンガス牧場」というのは見覚えがある、食事したことはないんだけど松屋とアンガス牧場の間をずーっといったところにあるカイロプラクティクに随分通っていたんで、ちらちら目にしてました。   ずいぶんお金は使ったものの腰痛は完治しなかったー。

トム・クルーズの『トップガン』、実は私もこの映画にはまりました。  彼のコールサインの“マーベリック”をしばらくパスワードに使っていたっけ、あーぁ、なつかしー。  今井くんの言う冒頭のジェット戦闘機の空中戦シーンはなんか画面がくるくる回ってるし、みんなバイザーを下ろしたヘルメットを着用しているので誰が誰やら全然分からん。  戦闘機の形でどこの国のかってことが分かる人はいいけど・・・私は「デンジャー・ゾーン」の雰囲気だけで見てました。  でもよかったわー、あのトムの屈託のない笑顔(うふふ・・・)。  それから、今井くんの印象が薄いというトムの恋人はケリー・マクギリス、当時映画を観た会社の女子の間では、トム・クルーズの相手としては年増すぎるし、化粧が濃すぎるとブーイングでした。  女の敵は女、同性には常に厳しい姿勢で臨む私たちです。  

高橋くんが掲示板で熱く語っていた007シリーズ、あのタイトル・バックの曲、なんという曲なんでしょうか?  カメラの絞りの中に銃をかまえたボンドがいる画面とともに、さぁーこれから007観るぞーっていう期待で胸が高鳴りますよね。   寄席の出囃子といったところでしょうか。  高橋くんはショーン・コネリーしか認めないといっていたけど、私はそのときどきのボンドを楽しんでます。  映画で007を始めて観たのは確かロジャー・ムーアから。  それ以来ほとんど見逃したことはないと思う、ロードショウが始まるとすぐに観たいというのじゃないけれど、これならそう外れないなぁと安心して観られる映画です。  ロジャー・ムーアはショーン・コネリーからバトンタッチされたばかりで多少影が薄い感じもあったけど、口当たりのよい、洗練されたボンドを演じてました。  ジョージ・レーゼンビーは観たことがないんでなんともいえないけど、ティモシー・ダルトンは今は亡きダイアナ皇太子妃が「一番ボンドらしい」といったとか、クールな雰囲気がなかなか良かったと思うんだけど、真面目な雰囲気が前面に出すぎていてちょっとプレイボーイらしからぬところも・・・。  顎が割れてるのがセクシーという友達がいたけど、その辺は意見が分かれるところ。  ピアース・ブロスナンは『トーマス・クラウン・アフェアー』で自信たっぷりと書いたけど、007の面々のなかでは唯一哀愁を感じさせるボンド、『トゥモロー・ネバー・ダイ』ではかつての恋人を殺されてしまうし、『ワールド・イズ・ノット・イナフ』では悪女といはいえ美しいソフィー・マルソーを殺してしまう。  いくら殺しのライセンスをもっているといったって、女を殺すなんて後味悪くないの?  最新作の『ダイ・アナザー・ディ』では北朝鮮で拘束され、捕虜交換で助かる、えーっ! ジェームス・ボンドが捕虜交換!?  とにかく最近の007はかつての無敵のヒーローとは路線が変わってきたような、ちょっと人間味が出てきましたね、それがいいのか悪いのか。   

007といえばシャーリー・バッシーの「ゴールドフィンガー」、「ダイヤモンドは永遠に」、トム・ジョーンズの「サンダーボール」、 マット・モンローの「ロシアより愛をこめて」、など数々の名曲がありますねー。  ちょっくら調べてみたら、ほかにもキラ星のごとき歌手たちが007のテーマを歌っているんです、ルイ・アームストロング、ルル、カーリー・サイモン、シーナ・イーストン、ポール・マッカートニー、ティナ・ターナー、マドンナ等など。  ボンド様同様、ゴージャスでセクシーな曲ばかりでした。   

そしてもうひとつボンドの映画に欠かせないもの、それは・・・残念、ボンド・ガールじゃあありません。  それは愛すべき敵役たち。   多少マンガチックでデフォルメされたところがまたいいんですよねー、あの金歯の大男、帽子のつばにブレードを仕込んでいるへんな中国人。  やっぱり初期のころの007のほうがはよかったのかなぁ。 

オープニングの音楽でわくわくするといえば『スパイ大作戦(ミッション:インポッシブル)』、子どものころ、この曲とあのダイナマイトの導火線がちりちりと燃えていく、あのテレビ・シリーズを楽しみにしていたっけ。  いつかテレビ特集もやりたいなー。  映画はというと、先日テレビでトム・クルーズの『M:I 2』やってましたねー。  この映画スパイ物というよりはラブストリーだった。 主人公のイーサンのゴムマスクを被り、恋人の裏切りを知ったショーン(トム・クルーズがいなければこのダグレイ・スコットだってなかなかの男前)の憎しみに燃える目、これはもう純粋(単純)愛の物語!  ジョン・ウー監督の三種の神器、炎、鳩、スローモーションでラスト、分かっちゃいるんだけど、盛り上がるんだなー、これが。   第一作の『ミッション:インポッシブル』は東ヨーロッパの暗い感じがとっても心地よかったけど、なんといってもボスが悪だったという設定のせいもありあの軽快なテンポがあんまり感じられなかったのが残念。  だいたい初っ端から仲間が次々に殺されていくっていうのも、いかがなもんでしょうか。  テレビの『スパイ大作戦』はトリック主体であんまり殺人はでてこなかったんじゃないかしら、そこがいいところだと思うけど。

そういえば、のりちゃんはトムのお相手のサンディ・ニュートンに似てるよねー、言われたことない?  私はドヌーブに似てるってよく言われるけど・・・テヘヘ。 

『トロイ』観ました。   『アキレス』、否『ブラピのアキレス』とした方が良かったんじゃないかしら。  無論ブラピファンのわたくしといたしましては彼のハダカが見られただけでも大収穫でしたが。  ピーター・オトゥールがトロイの王、へなちょこパリス王子(オーランド・ブルーム)の父を演じていたのにもビックリ、頑張ってるんだー。  それにもまして嬉しかったのは、ほんの一場面だったけどアキレスの母親の女神役でジュリー・クリスティー(『ドクトル・ジバゴ』のラーラ)が顔を見せてくれたこと。  その場では誰だろうと思っていたけど、スタッフ・ロールで名前を見て納得。  とてもきれいに年を重ねていて、私の知らない彼女の廿数年が無為に費やされていなかっただろうと推測した次第です。   その美貌でトロイに悲劇をもたらしたヘレナ、確かにきれいはきれいなんだけど、なんか下品でプレイメイトみたいだったわー。

さぁて、次回は久し振りののりぴーか、今井くんか?  今井くんなら『フラッシュ・ダンス』のドキドキのシーンの紹介もあるぞーっ!  


  映画を聴く!6 by 今井くん
Date: 2004-05-27 (Thu)
 全国三千万人の「のりぴーファン」の皆様、誠に申し訳ありません。現在、お仕事がちょー忙しいらしく、今回もお休みです。私なんぞでは役不足なのですが、お許しくださいね。
さてさて、トム・ウエイツ、ゆみ様渋すぎー! これを読んでいる方で、知っているのは3人以下でしょう、間違いないっ! 私はこの名前、20数年ぶりに耳にしました。学生時代の友人に渡された彼のアルバム「土曜日の夜」というやつ、3曲目でギブアップしました。嗄れ声はノープロブレムでしたが、難解なメロディとビミョーなリズム(ジャズっぽい、というのでしょうか)についていけませんでした。若すぎたのでしょうか。それとも私の持論である「映画で聴く!」と良いのかなあ? 今度、再挑戦してみましょうかね。

 ところで「銀座和光裏の映画館」て「並木座」ですよね? んー、懐かしー。サラリーマンやってた頃、昼飯の時に飲んだビールをさますのに入ったことがあります。ただ、何を観たのかぜんぜん覚えていなーい。松屋(牛丼屋ではない、デパートね)近くの「アンガス牧場」で350円くらいの安くて硬−いステーキランチを食ったのは思い出せたのだが・・・、「まだら」がきつくなりました。音楽も良くなかったのでしょう、きっと(苦しい言い訳ナリ)。
さっさと話題変えまして・・・、CMで使われた「I was born to love you」は、フレディ・マーキュリーのソロアルバムに収録されたものだと思います。先日、改めて聴きましたが、ブライアン・メイの華麗なギターソロやロジャー・テイラーの派手なドラムもなく、非常にあっさりしたアレンジで、最近巷で流れている曲のイメージとはだいぶ違います(当たり前ですが)。やはり、クイーンはあの「ゴージャス感」がないともの足りないですよねぇ。彼らのバラードも超一級品ですから、聴いたことない方は是非聴いてみてくださいな。
 
 あと「アンチェインドメロディ」、これもいい歌ですね。この曲、サラリーマン時代の後輩の結婚式の二次会でリクエストされて歌ったことがあり、従って『ゴースト』も観ました。前半の、デミ・ムーアがろくろを回してるのを、恋人が後ろから迫って、「ちょめちょめ(死語か!?)」しちゃうシーンでこの曲がかかったときは「まー、なんていやらしーんでしょう」と、思わず顔をポッと赤らめちゃいましたが(ウブなボク)、ラストシーンで流れたときは、なるほど、と納得。だけど結局この映画、このシーンだけって感じで、例によってラブロマンスに疎い私には、他のところの印象薄いです。あ、でもウーピー・ゴールドバーグは存在感ありましたね。おかげで『天使にラブソングを』も観ましたよ(ゴスペル、いいですねー、やりたいけど日本人の素人では様にならなそー)。特に『〜2』のローリン・ヒルはちょーうまい! 「安室世代」の憧れだったのは、うなずけます。他の脇役のメンバーたちも、初々しくてよかった。

 さて予告通り『フット・ルース』語らせてもらいます。ケビン・ベーコンが初々しいです。ゆみ様が以前に語ったように、その後の彼の成長(変貌?)はすさまじい。でもやっぱり観たきっかけは歌でした(というか、彼のこと知らなかったし)。
「ヒーロー」が大ヒットしましたものねぇ。TBSの『スクールウォーズ』の主題歌でした(和田アキ子と梅宮の辰ちゃんがラーメン屋夫婦で出てたっけ)。歌ったのは麻倉未希(字、あってる?)。でも先にカバーしたのは「♪ボヘミア〜ン」でおなじみの葛城ユキでしたよね(けがは治ったのかな)、あんまり売れなかったけど。やはりタイアップは強い! それからピンクレディのミーが(最近稼いでいますねー)「ネバー」をカバーしたとなると(こちらはパッとしなかった)、観ないわけにはいきませんでした。

 冒頭、ステップを踏んでいる足元を写し、リズムを刻んでいるシーンに、メインテーマのケニー・ロギンスの「フット・ルース」がかかり始めたところから、もうイケてました。ストーリーなんてどうでもいい、私にぴったり!って感じ。それに、町中がロックとダンス禁止、という設定も笑えます。おまけに「ヒーロー」がかかるシーンも、「トラクターでのガチンコ対決!」、なんとのどかなお話でしょう。
「小太り君」にレッスンする時の曲も良いですが、一番のわたし的お気に入りシーンは、ラスト直前です。クライマックスのダンパの始まりを待つボーイズ&ガールズの所在無さげな表情が、妙にリアル。私にも大昔に思い当たることがありました。「手持ち無沙汰」、で「早く始まらないかなー、状態」なんだよなー、気持ちが良くわかります。このシーンにかぶさるのが、これもヒットした名曲「パラダイス」(最近よく歌います、デュエットなのだ! ちなみに作曲はエリック・カルメン)。とてもロマンチックなバラードで、映像とは合ってないような気がするのだが、歌が終わるとすぐに楽しく踊りだすから、まあ気にしないでおきましょう。
 とにかく、明るくノー天気で歌が良くてダンスまであるという、繰り返しますが、ちょー私向き!!

ところで、この映画は84年の公開なのですが、80年代のこの頃盛んだったのが、MTVと映画制作会社とレコード会社が結託して、ヒット曲とヒット映画を出すという手法でしたね。映画の公開にあわせて、TVで音楽と一場面をバンバン流してました(映画以外だと、男性では現在も何かと話題のマイケル・ジャクソン、女性ではマドンナが、MTV=ミュージックビデオのキング&クイーンでしょうか)。

 ざっと思い出すだけでも、クリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティセレナーデ」は『ミスター・アーサー』(観てません)、フィル・コリンズの「Take a look at me now」は「カリブの熱い夜」(当然観てない)、後で語る『フラッシュ・ダンス』からは「ホワット・ア・フィーリング」のほかにも「マニアック」が大ヒットしてますし、ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーのデュエット「エンドレス・ラブ」も同名の映画の主題歌でした(これもさんざん歌ってるけど観ていなーい)。

 まだ他にもありますが、極めつけはやっぱり今をときめくトム・クルーズの『トップガン』ですかね。この映画、いきなりジェット戦闘機の空中シーンが長−く続いて、当時サントラ男と言われたケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」がガンガンかかります。この場面はテレビでも何度も映りました。アメリカ空軍のプロパガンダだという批評もありましたが、映像は緊張感たっぷりだし、音楽はもちろんかっこいいので、素直にこのシーンは好きでした。ただ、あまりにもその印象が強いので(またかよー、とお思いでしょうが)、「愛のテーマ」とわざわざクレジットされて、アカデミー賞の主題歌賞を取った、ベルリンの「愛は吐息のように」が流れたシーン、どんなんだったかよく覚えてなーい・・・(曲も私の中ではいまいちです)。

それなのに、トムが恋人(この女優も印象薄い)の家に行ったとき、ラジオから流れてきたのは、オーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」だったというのは、よーく覚えているんでございます。こうして振り返ってみると、私って、恋愛映画はもちろんあんまり観てないし、たまに音楽につられて観ても、そういう系統のシーンは頭の中に残らない奴なのね・・・(反省するが、時すでに遅し)。

いやー、まただらだらと語ってきたら、案の定長くなってしまいました、スミマセン。『フラッシュ・ダンス』は、かなり語りそうなので(ドキドキのあのシーンも出てくるし)次回ということに・・・。

最後に、一部の方のご期待にこたえて(?)ケニー・ロギンスの「プーさんネタ」を・・・。
彼の「プーさんフェチ(熊のプーさん)」は昔から有名ですが、最近でもまだこだわっているようです。
ロギンス&メッシ―ナ(ジム・メッシーナ、元バッファロースプリングフィールド)だった72年頃の「House at pooh coner」という曲は、よく知られていますが、先日CDショップで彼のアルバムを物色してたら、90年代には「Return to pooh coner」、2000年には「More songs from pooh corner」というアルバムを出しています。さすがに買う気はしませんでしたけど、よっぽどお好きなんですねぇ。

では、今回もお読みいただき感謝です、ホントに・・・。

  あれもこれも、結局おかずは桃屋の・・・ / ゆみ
Date: 2004-04-03 (Sat)
今井くん、お久し振りー。  のりぴーはお仕事が絶好調なようですね、ガンバ。  さてさて嬉しいわー、『ベスト・フレンド・・・』を今井くんも見ていたなんて!  あのちょっとエッチなハモ好きのお姉さん方、いかにもって感じでいいよねー。

「I was born to love you 」って昔ノエビアのCMに使われていなかったけ?  なんだか昔TVの画面上でフレディ・マーキュリーを見たような気がするんだけど(私がミュージック・ビデオなんか見るはずもなし)・・・あのオリンピックの体操選手のような格好、なんとも不思議。  でも彼の声、素晴らしい!

『トーマス・クラウン・アフェアー』は私も観た、ピアース・ブロスナンとレネ・ルッソは熟年コンビでなかなかしゃれたお話ではありましたが(実は今放映中、見ながらこれ書いてます)、今井くんの映画評通りさっぱり過ぎて物足りないかもね、オリジナルの方が役者が上手、手に汗握ったような気がします。  ピアース・ブロスナンっていつでも自信たっぷりすぎて感情移入できません、もっともボンドがうろたえたりしたら女王陛下も困っちゃうだろうけど。  で、もち、テーマ音楽は「風のささやき」、歌うはノエル・ハリソン(『華麗なる賭け』バージョンでは)、ヒギンズ教授やシーザー役で有名なレックス・ハリソンの息子、テレビシリーズにも出てましたよね(さて、何だっけ?)。  でもここから先はのりぴーにお任せしましょう、なにせSPレコード買ったくらいファンなんだから。 
 
私にとって印象深い映画音楽といえば『ジェラシー』の「ブルースへの招待」でしょうか、あまりにマイナー過ぎてみんなと共有できないのがちょっと寂しい。  たぶん今から20年ほど前の土曜の午後、ちょうど時間が空き、題名も内容も知らず銀座和光裏の映画館に入ったとたんトム・ウェイツの嗄れた声が流れるなかクリムトのタイトルバック。  もうこれだけで・・・私は満ち足りました。  映画の中身はちょっとミステリアスで自由な女性に恋をし、彼女のすべてを独占したいと願う大学教授、アート・ガーファンクルのお話、今となってみれば割りと平凡なつくりだけど、とにかくトム・ウェイツの歌がカッコいいの。  彼自身もときどき映画に出てるみたい(コッポラとお友達なのか『アウト・サイダー』や『ワン・フロム・ザ・ハート』、『ドラキュラ』のレンフィールド役でも出てましたねー)、でも私が観た映画のなかでは薬漬けのチンピラ風の役ばかり。  やっぱり彼の本領は歌でしょう。  ところで「ブルースへの招待」の歌詞に、「リタ・ヘイワース似のウエィトレスが・・・」とか、「ジェームス・キャグニーみたいに・・・」とかでてくるんだけど、リタ・ヘイワースってハリウッドでは特別ノスタルジーを感じる女優さんなんでしょうか?  スティーブン・キングの本にも「刑務所のリタ・ヘイワース」っていうのがあると8組の高橋くんが言ってたし、その辺どうなんでしょう? のりぴー。

それから映画で好きになったというよりはもともと好きだった曲が映画に使われたパターンは『ゴースト ニューヨークの幻』のライチャス・ブラザースの「アンチェインド・メロディ」、50を少し過ぎた今だからこそ分かる切なさ。  名曲であります。 そして生きても、この世を去ってもいずれかの形で別れは必ずくるものだけど、こんな風に失った人との関わりがあるとしたらいいなと思わせるデミ・ムーア、この頃は可憐でした、ショート・ヘアも新鮮だった。  これ以降彼女だんだんと気が強い役が多くなり、『GIジェーン』を経て、ついには『デイスクロージャー』へ、ありゃりゃ、どっちが先?  とにかく、女は変わり易いものなんです。  それと、あの映画で悪役の人が出てくるでしょう、最後に地獄に連れて行かれちゃう人、名前も知らない俳優さんだけど、なんか悪役振りがとっても印象的でその後ほかの映画に出てくるたびにこの人きっと悪い人なんだわと思ちゃうんだよね。

今井くん、次回はケビン・ベーコンとジェニファー・ビールズね。  ケビン・ベーコンと言えば『ミスティク・リバー』観ました。  クリント・イーストウッド監督 ×(ケビン+ショーン・ペン+ティム・ロビンス)=アカデミー賞ぶっちぎりって感じかな。  なりふり構わず、キムタク、坂口憲二、染五郎を月9ドラマに投入し視聴率取りにいくようなもんでしょうか。  ショーン・ペンは好きな俳優じゃないけど、この役に関してはすごかった、ティム・ロビンスも後姿が哀しい。  ケビン・ベーコンはちょっとノーマルな役で損したかも。  この3人の妻たちのあり様もさまざまで考えさせられましたわー。

さて、いつもB級アクション(C級のときも多いが)を放映している木曜洋画劇場でちらりと見た場面、裏切り者たちが主人公にひとりひとり殺されていくんだけど、たぶんマフィアの親分なんでしょう、オペラを大音量で聴いているところをズドンとやられちゃうってところがあった。  これってよくあるパターンだけど、もっとすてきにオペラを使った映画もたくさんあるわよね。  のりちゃんが書いていた『ショーシャンクの空に』に流れた「フィガロの結婚」もそうだし。  私が覚えているのは前にもお勧めビデオで紹介した『月の輝く夜に』、シェールが思い切りドレスアップしてオペラを聴きにいくんだけど、それは新しい自分になるという決意の表れでもあるんです。  たしか演目は「ラ・ボエーム」だったと思うけど。  オペラにはそんなドラマチックな話が似合いますわね。  もう一本はこの映画の結末があまりに恐ろしくて浮気を諦めた男性が続出したという『危険な情事』、美しく有能な編集者アレックス、一夜の浮気と思っているマイケル・ダグラスを自分の部屋に誘い、ランチのスパゲィを準備しながら聴くのは『蝶々夫人』(注1)、この選曲は偶然じゃない、自分の愛を貫くためなら死をも辞さないという彼女の並々ならぬ思いの表れ、グレン・クローズはこんなエキセントリックな女性が良く似合うなぁ!  女性を侮るなかれ、男子の皆さん!

さぁて、のりちゃんが『レディ・ホーク』で言ってた「一瞬の中に永遠が存在するラブ・シーン」、なかなかの表現ですね。   心に残るラブ・シーン特集もそのうちやりましょ。  今井くんは音楽一筋と言っているけど胸ときめかせたラブ・シーンの一つや二つあるでしょ?  教えてくりくり!


(注1) 私たちの年代で『蝶々夫人』といえばやっぱ桃屋のCMでしょう? 「どこじゃ、どこじゃ、毒蛇はどこじゃ?」のクレオパトラ、鞍馬天狗、たしか貫一お宮もあったよね。  『蝶々夫人』は船を見送ったマダム・のり平・バタフライの台詞が印象的です。、「嗚呼、ピンカートン、船は出てゆく、煙は残る、残る塩辛酒の種ときたぁ。 夜通し飲んでる長〜〜〜〜〜〜い酒」、お粗末。

  映画を聴く!5 by 今井くん
Date: 2004-03-26 (Fri)
 「冷たい水→おいしい水」は完全に刷り込み系のお間違いでございました。『巨人の星』の「♪思い込んだら→重いコンダラ」みたいな・・・。ご指摘ありがとうございます。皆様の大方の予想通り、私、サガンはもちろん、文学とは無縁の人生をおくっております。

 『ベスト・フレンド・ウエディング』、なんと奇遇なことでしょう! この映画、先日の『陰謀のセオリー』と一緒に借りて観てました。前回のバーブラ・ストライザンドといい、私には同じ女優ものを2本借りる癖があるような・・・。
やっぱ、大勢で歌うってのは気持ちいいですよねー、ほんとに楽しいシーンです。ちなみに私は、すぐにハモやバックコーラスをつけたがる二人組のおねーさん達に共感を覚えました。ハモりを入れないと気がすまないってのは他人事ではありまっせーん(「襟裳岬」なら、ギターがなくても「くちイントロ&くち伴奏」で参加しますよー)。あと、キャメロン・ディアスの「ヘタ歌」、かわいいーったらありゃしない。でもあれって絶対確信犯ですぜ。リズムあってるし、歌詞は、好きな男に助けを求めるような内容だし(そーゆー演出なんでしょーが)。「俺はだまされないぞー!」と、突っ込みを入れながら観てました。こんなこと言ってるから、「ロマンのかけらもないっ!」と、ひんしゅくをかうんですねぇ・・・。

 この映画、ゆみ様がおっしゃるようにラストもカッコいいし、おなじみの歌をこんな風におしゃれに使ってくれるとほんとにうれしいです。

 ところで、バカラックって名曲をたくさん書いてますが、彼自身が「一番良い出来だ」と言ってたのが、ダスティ・スプリングフィールドが歌った「恋の面影 Look of Love」だと、以前どこかで聞いたことがあります。これ『007カジノロワイヤル』で使われてた歌ですね。映画は他の007シリーズとは違って、はちゃめちゃなコメディだったけど、曲はめちゃめちゃ良かったです。ダスティの甘いハスキーボイスと、サックスがすんごくいい。もーほんとにこれぞ「魅惑のポップス!」って感じ。ライブで聴いたら最高でしょうね。今度、斉藤さんにでも、リクエストしてみましょうか? でも、ボーカルはかなーりの歌唱力がいるから、ライブは無理かな。とにかくワイングラスでも片手に、素敵なお相手と一緒に聴いてみてくだされ。ちょームーディな夜になるはず、間違いないっ!

 それからお次は「I was born to love you」とな!! さーすがいい趣味でございます。この曲、もともとはフレディ・マーキュリーのソロアルバムに入ってたけど、「プライド」で使われているのはフレディの死後、残りのメンバーが音を入れなおしたクイーンバージョンですね。フレディ君のボーカルも最高ですが、ブライアン・メイのギターのかっこよさにも注目してあげて下さいね(TVでは間奏カットされてるんよねー)。「We are the chanpions(ヤンキースタジアムでも流れちゃう!)」や「Killer Queen」などをはじめ、今やTVからはクイーンがあふれちゃってますし、最近のドラマ(私はめったに観ませんが)やCMはクイーン以外でも昔の音楽だらけ。懐かしいとは思うが、その反面、なんか安っぽくなっちゃうなー、なんて気もチラッとする今日この頃ですが、新しい音源不足の昨今、致し方ないんでしょうなー(実際、名曲が多い!)。

 そんなこんなで、今回は急遽予定変更、TVからのネタでいってみるです。

その1ですが、昨年フジ系でやってた『ウォーターボーイズ』観てました? 福山の歌はどーでもいいし(ファンの方ごめんね)、「♪ウァッシュワリワリ」のバックコーラスでおなじみの「シュガーベイビーラブ」もおいといて(この歌も好きですが)、ベンチャーズを思わせるサーフ系のエレキサウンドが流れてたの覚えてませんか? 部員たちが走り回るシーンなんかでよく聴かれた、かなり早いピッキングで弾くインストロメンタルです。この曲、去年『キル・ビル』で来日したタランティーノ監督のヒット作『パルプフィクション』で使われて広く一般に知られるようになりました。
 この映画は、のりぴー様がお好きなジョン・トラボルタが長い低迷から復活した作品でしたよね。長−いので観るのちょっと大変でしたが、この曲が流れたシーンはよーく覚えてます。というのも私、この曲、『パルプフィクション』観る前から知っていたんです。「ミザルー」というタイトルで、演奏しているのはディック・ディルという人、彼はベンチャーズより以前から活躍していて、フェンダーのストラトキャスター(角谷家御用達ですね)というギターの名を世間に知らしめたので有名です。今聴けばまあ普通の弾き方ですが、当時は「ピックを溶かしてしまう」と称された、熱−いピッキングということで一世を風靡しました(我が家の猫、ピックという名前です。やんちゃですがちょーかわいい!) .

 この曲、最近の『タクシー』(私は観てませんが)にも使われてるらしく、なかなか人気あるみたい。ロックのギタリストとはまた違った味わいがあって、妙に耳に残る曲なんですよねー。従って、一緒に観たシーンも何とか覚えていられるって訳です。私の記憶って、いつもこんな感じのワンパターンでございます。
でも『タクシー』の監督や『ウォーターボーイズ』のディレクターだって、『パルプフィクション』観て、忘れられずにこの曲使ったんだと勝手に思ってるのですが、実態はどうだったのでしょうか・・・。

 さてもうひとつ。

 去年秋頃だったでしょうか、飲み会から深夜の帰宅、普段はバタンキューなのにこの日はなぜかTVつけました。やってたのが深夜映画、それも終わりかけててエンディング(なんと遅いご帰宅)の歌が聴こえてきました。その歌が聞き覚えのある曲で、酔ってたが何とか思い出しました。それは「風のささやき」でした。ミシェル・ルグラン(『ロシュフォールの恋人たち』や『シェルブールの雨傘』もこの人ですね)の名曲で、あの『華麗なる賭け』のテーマでおなじみの歌です。でも『華麗なる賭け』ではなさそうだし、歌ってる男性の声も、聞き覚えはあるが、どうもオリジナルとは違うボーカルみたい。気になって、翌朝、ラテ欄で確認したら007のボンド役でおなじみのピアーズ・ブロスナン主演の『トーマス・クラウンアフェアー』というやつでした。後日改めてビデオ借りて観たのですが、この作品、ブロスナンがプロデュースして作った『華麗なる賭け』をトリビュートしたリメイク版だそうな(こんなこと、お二人はもちろんご存知なんでしょうね)。オリジナルでは、ご存知スティーブ・マックィーンとフェイ・ダナウェイのコンビが丁々発止と渡り合って(どっちかつーとフェイ・ダナウェイのほうが圧倒してたような気がしたんですが)、密度の濃−いストーリー展開だったような記憶があります。

 でもリメイク版は、テンポも良く、トリックの仕込みも気が利いててそれなりに楽しめますが、すべてがライト感覚で、オリジナルを知ってると、ちょっとなんだかなー、って感じでした。特にラストシーンは、もろ「ジェームズ・ボンドとボンドガール」で、つまりは、ブロスナンが作りたいように、好きに撮った映画なんでしょうな(フェイ・ダナウェイがちょっと顔を出してるのがご愛嬌)。

 そうそう、私のしょーもない映画評などどーでもいいのです。肝心なのは歌!歌なんです(映画のコーナーですよね、わかっちゃいるんですけど・・・)。なんと、リメイク版の「風のささやき」は、あの「スティング」が歌ってたのです! どーりで聞いたことある声と歌い方だと思った(「スティング」といっても映画じゃないっす、ミュージシャンですよ、念のため)。酔っ払って聞き逃さずに良かったですー。

 「Every breath you take」などが全米1位になったので知らない人以外は皆さんご存知でしょう。あの「ポリス」の頃の路線とはだいぶ違ってきて(当時も一味違ったロックバンドだとは思ってましたが)、最近はバラードや、この曲のようなスタンダードナンバーを多く歌っているようです。んー、もっと語りたいとこですが、音楽コラムではないので自粛しましょう。ただ、スティング、もう一曲だけ言わせて下され。ジャン・レノが出てた『レオン』のラストで流れた「シェイプ・オブ・マイハート」、これ、泣かせます(ちゃんと映画ネタに納まり、やれやれ・・・。でもクイーンは、もっと語りたかったナリ) 。

 尚、「風のささやき」オリジナルバージョンについては、のりぴー様からご発言があるでしょう(いつぞや、お好きだと、うかがった気がするのですが)。  
いやほんとに、きりがなくてすみません。こんな調子では、あと2、3回で終われなくなりそーなので、次回はぜーったい『フラッシュダンス』と『フットルース』+αを語るつもりでございます(たぶん)。

 では今回もお読みいただき、感謝です!

 

  男と女でもベスト・フレンドになれるのか?  /  ゆみ
Date: 2004-01-27 (Tue)
「東十条サンバカ」?  えっ、あぁ、カーニバルね、行きましょ、行きましょ、みんなで一緒に。  

ビョークの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』実は私もずーっと気になっていて、借りよう、見ようと常々思っていたけど、ものすごく暗いという評判を聞いていたので、うーん、どうしようかなと迷っていたところだったの、じゃ見ないにしとこう。  『ボーイズ・ドント・クライ』も同じ理由で見たいけど見られない。  こんな寒い時期に暗い気持ちにはなりたくないもん。  やっぱこう、ぱぁーーーっとしたのがいいよね。  

今週のキーワードは“プラチナからシルバーへ”でしたね。  まっさらの心に沁み入ったシーンはきっと長い間に何倍にもなっていたんでしょう、2度目に見たとき思ったのは「あれっ、このシーン、こんなに短かったっけ…」  だからといってそれはバーブラ・ストライサンドの歌を少しも損なう物ではございません。  彼女もうコンサートはしないと雑誌で読んだけど、チャンスがあればいってみたいな。

『ブルース・ブラザース2000』はビデオで見ましたが、エリック・クラプトン出てたの?  ビックリしたなぁ、もう。  けどジョン・ベルーシのいないブルース・ブラザースなんて詐欺みたいなもんじゃないの、古いほうの『ブルース・ブラザース』のラスト近く、コンサート会場から地下道を抜けて逃げるジョン・ベルーシ(とダン・エイクロイド)、元婚約者のレイヤ姫に撃ち殺されそうになってあのトレードマークのサングラスを外すと以外にも黒い瞳が愛くるしい、キラキラととした目、その一瞬で積年の恨みで凍っていたレイヤ姫の心も解けたのでありました。  道理でサングラスしてるわけよね。  今井くんのおっしゃるところの“彼独特のパフォーマンス”もかわゆいのよね、小太りの体型に加えあの短い手足、でもダンスシーンでは誰よりも輝きを放ってました。  「♪Everybody needs somebody〜〜♪」なんかもよかでしたよね。

さてちょっと前にのりちゃんが言ってた光ってる名脇役たちの話、あの『プリティ・ウーマン』のホテル支配人(こちらも同様に名前知りません)、ホント、いい感じよね。  リチャード・ギアがチェックアウトのときに宝石店に借りたネックレスを返してくれるように頼むと彼の心の痛みを察して「美しいものを手放すのはさぞやお辛いことでしょうな」と一言、覚えてる?  こんな人生の機微を分かってくれる人がホテルの支配人じゃなくてバーテンだったら…通っちゃうな、絶対。

さて、『プリティ・ウーマン』といえばもちろんジュリア・ロバーツ、そしてその人気にあやかって作ったドタバタ喜劇、『ベスト・フレンド・ウェディング』が意外にも見せます。  のりちゃん、見た?  この功績はすべて共演者のルパート・エヴェレットのものなのだ。  ルパートといえばデビュー当時はアラン・ドロンの再来と騒がれた美形だったけど、そのわりにはあんまり話題作には出演しなかった、極めつけの美男ではあるもののイギリス人にありがちなバランスの悪さがちょっと残念、でも『予告された殺人の記録』、『アナザー・カントリー』なんかよかったし、私たちミーハー族の間では結構話題になった人だったよねぇ。  ご無沙汰だった彼、『ベスト・フレンド・ウェディング』では結婚式を目前にした元彼を追いかけるジュリア・ロバーツの親友役。 けど、周りの人たちには彼女の婚約者と勘違いされ、華やかな昼食会の席上ふたりの馴れ初めを尋ねられ、バート・バカラックの「小さな願い(I say a little prayer)」に乗ってふたりの出会いを歌い始め、最後はレストランにいた全員の大合唱、ザリガニも応援してました。  こんな風にいろいろの年代の人が集まっても皆で一緒に歌える歌って日本では一体どんな曲だろう、童謡か、はたまた「襟裳岬」か…バカラックの曲はアメリカではスタンダード中のスタンダードなんでしょうね、いいなぁこんなおしゃれな歌があって。  この『ベスト・フレンド・ウェディング』ではキャメロン・ディアスの調子っぱずれの歌も楽しめます。  元彼の婚約者の足を引っ張ろうとしてオンチとわかっているのにカラオケを歌わせる意地悪なジュリア、でも自分の腕前?のど前を披露しないところを見るとあんまり歌には自信がないのかな?  まぁあれで歌が上手かったら可愛げがないってもんよね。  さて、ドタバタ場面はともかく、エンディングもちょっと洒落た感じなのよ、ジュリア・ロバーツもホントにきれい、のりちゃん、今井くん、お暇な時見て頂戴。

映画じゃないけどテレビ・シリーズの『アリー・マイ・ラブ』でも数々の懐かしい曲が流れましたね。  あのシリーズがあそこまでヒットしたのは勿論30歳を目前にしたシングルの女性の揺れる心をコメディタッチで描いたからだけど思うけど、弁護士たちがアフター・ファイブに訪れるバーのロンダ・シェパードの歌が懐かしくもよかったからじゃあないかしら。  アリーのルームメイトのレネ、秘書のエレインもとにかく歌がすごく上手で何かというと舞台に上がっちゃう。  誰かの誕生日には趣向を凝らしたパーティがあるし、いい会社だよねぇ。

そうそう、この間始まったキムタクの月9ドラマ『プライド』、フレディ・マーキュリーの「I was born to love you」が主題歌なの、いいよー、♪I was born to love you with every single beat of my heart 〜〜♪ これ以上の殺し文句があるでしょうか。

外は北風、冷蔵庫並みの温度、でも2月になればバレンタインディーがある。  こんなに寒いんだもの、カロリー多目のチョコレート食べても神様は許してくださるような気がするんですけど。  チリペッパー入りホットチョコレートなんてどう?  ジュリエット・ビノシュの『ショコラ』見たら飲んでみたくなりました。  だけど何故バレンタィンにはチョコレートなの?  あの心まで溶けてしまいそうな感覚、他のお菓子にはないものだから?  もしかしたら味がかなり濃いので恋の媚薬を入れても分からないから?   気を付けましょうね、貰ったチョコレート・ムースを食べて悪魔の赤ちゃんを産む羽目になった人もいますから(『ローズマリーの赤ちゃん』)。

前回の今井くんのおしゃべりの中の「つめたい水」は「おいしい水」の間違いですね、きっとサガンの「冷たい水の中の小さな太陽」とごっちゃになったのでしょう。  今井くんって文学青年だったのね!  意外!

  映画を聴く!4 by 今井くん / のりこ
Date: 2004-01-21 (Wed)
 今井君の“映画を聴く”を楽しみにしている人もいるでしょう。お待たせいたしました。でもその前に、ちょっと私めにおつきあいください。

 『追憶』がプラチナからシルバーに変わってしまったゆみちゃんの話がありましたが、私が30年以上前に観た『黒いオルフェ』は、当時、プラチナ、いやダイヤモンドのように煌めいた作品でした。また観たいと思っても、うちのほうのTSUTAYAにはビデオがないの。いま観たら、どうかな。シルバーになっちゃうかしら。でも、音楽はいま聴いてもいいよね、今井君。
 
 さて、『陰謀のセオリー』で私が発見した『レディホーク』、これは映画、TV、ビデオと3回観ました。何度観ても、あのラブシーンには涙してしまう。このシーンを観たいがために、ビデオも借りたんです。一瞬の中に永遠が存在する、ってなラブシーンだよねえ。いやあ〜、お伽噺はいいですなあ。

 話はかわるけど、この年末、テレビでいろんな映画やってたでしょ。『アメリ』は、どの程度のもんかしらと思ってみたら、意外に楽しめました。期待しなかった分、よかったのかも。
 コレとは逆パターンだったのが、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。だんだん視力を失いつつある母が、ミュージカルを心の拠り所にして、息子の手術代を稼ぐために懸命に働き・・・、というような感動の名作かと勘違いしてたわけ。あら、ドヌーブがこんなところに、この歌は私の好きな「サウンド・オブ・ミュージック」じゃないの、などど思いながら、観てたんです。
 それが、途中からガラッと様子が変わってくるじゃありませんか。そして・・・、何なの、あのラストは! 
 泣けもしないし、感動もない。ただ、ただ、唖然としてしまった。後味悪かったなあ。なんで、年末にこんな映画をやるんだ。これから、明るい年を迎えようとしていたのに・・・。この映画に感動した方、ごめんなさい。賛否両論あると思うけど、ゆみちゃん、観た? どーでしたか。感想きかせてちょ。
 
 では、この辺で気分を変えて、今井君にご登場願いましょう。

 
 ゆみ様のご指摘で改めて思うです、人によって記憶のツボ、ポイントがこうも違うとは・・・。『陰謀のセオリー』、映画館に逃げ込んだ場面は覚えてるが、やってた映画なんてまったく気にしてなかったです。しかものりぴー様は作品名までわかっちゃうなんて、はんぱじゃないですよねー。確かに「映画場面当てクイズ」をやったら、優勝確実かもー、でもこのクイズの開催はかなーり難しいかもー・・・。

 ゆみ様、「その時の心模様で映画は映画以上になる」、けだし名言ですなー(「♪心模様」は陽水ね・・・、こりゃまた失礼しました)。おっしゃるように当時ものすごく感動したはずなのにあらためて観ると「ん?こんなものだった?」ってのはありがちですね。私のようにストーリーや俳優にはあまり執着しない者にもあります。だから、記憶違いを恐れてビデオなどで確認してから書こうなどと思うと、あの頃の熱−い思いがストレートに語れなくなっちゃうかもしれませんね。気をつけよーっと。

 だけど『追憶』がプラチナからシルバーになっちゃったのは、ちょー残念。 この映画は、バーブラ・ストライザンドの歌が聴きたくて観ました(私、こんなのばっかり・・・)。確かに現時点での冷静な気持ちで細かな所を気にしちゃうと、ちょっと引くかもしれないし、ましてや私のような非浪漫派人間には、ロバート・レッドフォードのカッコよさに、感動はいたしかねますが、「♪The way we are」ってやっぱりいい歌ですよ、いい場面だったし。あれ聴くだけでもビデオ借りた価値ありました(半額ディでしたが)。「そんな問題ではなーい!」とのお言葉が聞こえてくるようですが、どうしても歌に気持ちがいっちゃうんでございます。許してくださいまし。

 従って、彼女の歌がもっと聴きたいが為に『スター誕生』まで借りちゃいました。こちらはお相手のクリス・クリストファーソンが私にとってはいまいちでした。まー、バーブラの引き立て役だからいいんでしょうけど(ちなみにこの人リタ・クーリッジと一時期結婚してましたね)。それにしてもあの頃のロッカー達のスタイル、ロンゲ&ひげズラで上半身ハダカに裾の広いジーンズ・・・、はやってましたなー。あーゆーのお好きでしたか?人によりけりなのでしょうが、私は当時から、もうひとつなじめなかったです、私にはぜーんぜん似合わなかったし・・・(一応ロンブー履いたことあります、あー、はずかしー)。

 それはさておき『スタ誕』です。歌はちょーベリーで、すごい!うまい!の一言、いや二言。アカデミー賞ばかりかグラミー賞も取った「エバーグリーン」は絶品。これ、バーブラが作曲したんだそうでかなーりびっくり。 そして私が一番気に入った「アイ・ビリーブ・イン・ラブ」、この曲は、あのケニー・ロギンスが作ったてんでこれまたびっくり、私も『フットルース』をなんとしても語らなくっちゃなりませんぞ。
内容は私ごときが語るまでもないでしょう。ただ、製作にまでかかわったというバーブラの、映画と歌に賭ける情熱がビンビン伝わってくる作品でしたです。これリアルタイムでスクリーンで聴きたかったなー・・・。

 なんか映画ファンの方々に邪道な奴と思われてるようで、ちょっと怖くなってきた今日この頃ですが、もう少しお付き合いくださいね。

 さてこれは先日初めて観た、のりぴー様が一押しの『黒いオルフェ』。事前にこの日記の「のりぴー解説」読んでなかったら、さっぱりわからない内容ですが(でもワンナイトストーリーと割り切れば判りやすいが)音楽と踊りは最高にいいっス。サンバですぜ、皆の衆。それも並の、良い、なんてもんじゃないはずでした。なんたって音楽はサンバ界の巨匠、アントニオ・カルロス・ジョビンなんですもの。この人、「イパネマの娘」や「つめたい水」を作った人として、いわゆる「ボサノバの父」として以前から知ってましたが、メロディメーカーとしての偉大さを再認識させられちゃいました。年末のくそ忙しいさなか(仕事そっちのけな訳ではないっす)、また新しい音楽の世界が拓けたようで、とってもシアワセな気分になれました。そしてダンスがこれまたかっこいいのなんの(本場ですから当たり前といえば当たり前ですが)。私もつられて思わず腰振りたくなっちゃったけど、あいにく腰痛持ちなのでパスしたです。

こりゃーゆみ様のご提案のとおり「東十条サンバカーニバル」、観に行かなくっちゃなりませぬなー。でも極めつけはノリノリのダンスに混じっての、しっとりと聴かせるあの有名な「オルフェの歌」の弾き語りなんですねー。ちょー渋−く決めちゃってます。こーゆーのが女性のハートをトロかせるのね、私には到底無理ですが・・・(当たり前じゃー! はいはい、わかってますよー)。

夜が明けて、少年がリズムを刻み、少女がステップを踏むラストシーンが、リオのカーニバルでの「男と女の物語」は永遠に“Tobecontinue”なんだぜー、と語っているようで、なんともいえない余韻を残してます。やっぱ情熱系大陸ってスゴーイ。
 尚、「イパネマの娘」のレコーディングの際には、とても有名なエピソードがありますが、映画とは関係ないのでまたの機会に(あればの話)語りましょうね。

そうそう、歌い踊ると言えば、以前ゆみ様が語ってた『ブルース・ブラザース』ですが、この映画で私の一番のお気に入りは、アレサ・フランクリンが歌い踊るシーンです。この映画観た時はアレサの顔がよくわからなくて、普通の食堂のおばちゃんが(ぴったり役に、はまってました)グータラ亭主を怒りながら歌いだしたら、そりゃーまーうまいの何の・・・、誰この人?ってなもんでした。バックコーラスのおばちゃんたちもカッコよかった。J・Bやレイ・チャールスあたりはすぐわかったけど、ぱっと見てすぐわかんないミュージシャンもいて、後でパンフレットで確認したりして二度楽しめましたね。

 続編の『ブルース・ブラザース2000』ではより豪華なゲストがいっぱいで、あのクラプトンも出ててとっても面白かったけど、やっぱジョン・ベルーシの抜けた穴は(死因は薬物多用でしたっけ?)大きかった気がしたなー。彼の独特のパフォーマンス、もう一度観たいのは私だけではないでしょう。

 さて、ご好意に甘えて勝手なことばっか語ってきた「映画を聴く!」も残すところおおよそあと2回か3回(なんといい加減なんでしょ)。次回はいよいよ佳境、80年代の燃える闘魂(なんのこっちゃ)、ミュージック&ダンス(+α)についてより熱く語るつもりでございます。物好きな方は期待してね!!

  女王誕生!?  /  ゆみ
Date: 2003-12-23 (Tue)
おっどろいたのなんのって…のりピー、君はウルトラ・イントロクイズの女王だったのか?  私も見ました、『陰謀のセオリー』。  で、「君の瞳に恋してる」無論よかったです、とっても。  それに今井くんが自らと十条グループ(ふたりには迷惑だったかもねー)を重ね合わせた中年3人トリオの合唱、微笑ましかったわよ、大人の男たちが無邪気になるってところがいいのよねぇ。  でもなんで分かったの、のりピー、メル・ギブソンが逃げ込んだあの映画館で上映してたのが『レディホーク』だって。  凄過ぎます。  たった4〜5秒だったし、主演の二人は出てこなかったでしょ?

『レディホーク』といえば中世変身もの、とってもロマンチック。  悪者司教の恨みから愛し合うふたりは引き裂かれ、騎士は日が沈むと狼に、美女は日の出とともに鷹に変身してしまうという話、悲しいすれ違いなのです。  現代に置き換えると疲れ切った夫がやっと夜中に我が家に帰り着いた時には妻は爆睡・大鼾のモンスターに変身してるって感じかな。  決して私の事じゃありません。  騎士のルトガー・ハウアーはノーブルな顔立ちでこの神秘的な物語にピッタリでしたが、その後観た『ヒッチャー』での殺人鬼がなんとも凄まじくて…すごい役者さんです。  『聖なる酔っぱらい伝説』もよかったな。

今井くんも『スリーパーズ』や『黒いオルフェ』見たとは、なかなか良い心がけですわ。  自分の好み以外の映画をたまに見るのも良いもんです。  そういえば今井くんの初回の投稿に『冒険者たち』のエンディングで例のあのメロディをドロンが歌ってると書いていたでしょう、それで私もドロンの甘い歌声を聴いてみようかなと思い立ちビデオ屋さんに行ってみましたが結局借りずに帰ってきました。  『冒険者たち』は私の中ではかなり思い出深い、というか好きな映画なので今もう一度見るとなんだか感動が薄くなってしまいそう。  中尾くんに大好き!と書いた『追憶』、ロバート・レッドフォードとバーバラ・ストライザンドの再会の場面は私の胸のなかではプラチナの輝きでしたが、12チャンのお昼のロードショーで30年ぶりでまた見てしまい、しかもアイロンかけながら、ダメよねそういうことしちゃあ、プラチナがシルバーになってしまいました。  その当時の心模様で映画は映画以上になる、ということですわい。  それに日常から抜け出したところで映画に没頭しなくっちゃね。  というわけで私のなかの『冒険者たち』をそっとしておくためにドロンの歌声を諦めたという次第です。  ネットをちょっと覗き見したらアラン・ドロンばかりかジョアンナ・シムカスも「愛しのレティシア」を歌ったらしいですね、映画には使われなかったようだし、もしかしたら映画がヒットしたのでその後に歌ったのかも。

では、みなさま(もし私とのりピー、今井くん、中尾くんと工藤くん以外に誰かいたとしたら)、
Merry  Christmas !  &  A  Happy  New  Year !


  映画を聴く!3 by今井くん / のりこ
Date: 2003-12-19 (Fri)
 次から次へと、なつかしい映画が出てくる。ん? もしかして今井くん、仕事そっちのけで書いてるのかなと思ってしまうほど、筆も絶好調。というわけで、今井くんの「映画を聴く」第3弾をお送りしま〜す。


お待たせしましたー、vol.3です!(待ってない? そんな冷たい事言わんといて)
「♪君の瞳に恋してる」はB’zの「恋心」と並んで私のカラオケの定番(ケイタイの着メロもこの曲です)。観ないわけにはまいりません。『陰謀のセオリー』面白かったです! のりぴー様がおっしゃるように、ラストのおっさん3人のコーラス(?)ちょーよかった。メル・ギブソンが「トリオでデビューしたら売れるかな?」なーんてノー天気なセリフ言うとこなど、私を含めた十条界隈を拠点とする某3人組を思い起こさせ(若旦那にヒデ坊、元気かーい?)、ついにんまりしちゃいました。この曲、ディスコでもすごく人気があります。機会があればみんなで踊ろうぜぃ!(おっと、映画のコーナーだった)

 私の記憶は、かなーりいい加減だったですー! 前回の『夕陽のガンマン』、ビデオ観ながら書けばよかった。ジャン・マリア・ヴォロンテが思い出せなかったです、トホホ。スクリーンが「3人」を順に映してたのは記憶にあったのですが、ヴォロンテが出てこなかった。ゆみ様の記述で思い出せました。彼って濃−い顔なのに私の印象は薄かった・・・。撃ち合ったのはリー・バンクリーフとヴォロンテで、イーストウッドは例の懐中時計持って傍にいたんですよね。はー、やっとマダラが埋まった(オルゴールの曲が流れていた状況は間違いないです)。
 尚、懐中時計の中の写真は、リー・バンクリーフの妹で、ヴォロンテに殺されたんではなかったでしょうか? 曲ばっか覚えてて他の記憶はあてにならないので(他の映画も似たようなものです)皆様、特に部員のクド―君、フォロー世露死苦!
 
 そんないい加減な私に、リクエストなんぞいただいちゃいました。
 我らが名古屋支部長加藤孝子さんから、「『サウンド・オブ・サイレンス』なくしてあの映画は始まらず、『ミセス・ロビンソン』なくしてキャサリン・ロスを追いかけて行かれない!『卒業』を語るべし!!」とのリクエスト受け取りました。よっしゃー、語っちゃいましょう。なんたって「サイモン&ガーファンクル」ですもんねえ、ネタはたーっぷりありますよー(あー、また横道にそれる予感ありけり)

 この映画、ラストシーンがあまりにも有名ですが、他にも印象深いシーンがたくさんありました。 特に我ら野郎共にはミセス・ロビンソン(アン・バンクロフトってすげー貫禄ですね)とベンとのやり取りなんかは、その道のベテランとビギナーという観点からいろーんな意味で思うところありですが、その辺のところはツグオちゃんやえーじ君の得意分野ですので彼らにお任せして、私はあくまで音楽を語ることにしましょう。
 冒頭から流れる『サウンド〜』や『スカボロフェア』もいいし、ベンが結婚式場を探し回るシーンで流れる『ミセス・ロビンソン』は、一般に知られてるCDバージョンより映画のバージョンのほうが好きです。アコギ一本でシンコペ利かせて弾くカットピッキングがちょーかっこいい。

 しかし、私の一押しは『April comeshewill(四月になれば彼女は)』です。この曲が流れるシーンの時間と場所がクルクル変わる映像も新鮮でしたし、はかなげな歌詞とシンプルで美しいメロディ、メチャ好きです。この歌、コピーしてよく弾きました。特にイントロと後奏はお気に入りで(特徴ある変則2フィンガーピッキングで弾きます)機会があればお聴かせするです。でもボーカルは、あの頃のガーファンクルの声でないとだめですよねぇ。彼ら再結成して現在全米ツァー中、来年あたり日本公演ありそうですが、なんか行きたいような行きたくないような、ビミョーです。

 あとこの歌聴くと、唐突ですが漢文の藤塚先生思い出します。なぜかっつーと、ある日の授業で先生が「日本の歌は『韻』をふんでいないから歌ではなーい!」と、例の調子でおっしゃいました。そしてそのすぐあとぐらいにこの歌聴いたら、見事に『韻』をふんでた! いやー、感動的発見でした(低レベルな発見で恥ずかしいっす)。これ私の数少ない、いやたぶん二つしかない北園時代の授業の記憶です(もう一つは山浦先生の『猫と三味線』でございます)。
 予感的中でまたもや話がスライス、ほんとにスイマセン・・・

 さてもう一つ、熱く語っちゃうですよー。

 それは『小さな恋のメロディ』(お前のイメージに、あわ―ん!)という大合唱が聞こえてきますが、いいんです、語るんです。私にピュアな純愛路線はまったく似合いませんが、でも観ちゃったものはしょーがないのだ(ムキになるこたーない、汗汗)。
 実は最近、この投稿書くのでビデオかりて30年ぶりに観ました(あと「おしゃべり日記」に出てて観てないやつ、『スリーパーズ』や『黒いオルフェ』も借りて観ました。面白かったです、お二人様ありがとー)。
 そしたら、もー泣けて泣けて・・・ストーリーなんてどーでもいいんです(真の映画ファンの方々、誠に申し訳ございません)。ひたすら懐かしゅうて懐かしゅうて、ひたすら大声で歌いまくってしまいました。ディスコ以前のビージーズって、ほど良い土臭さが残ってていいんですよねぇ、『サタディナイトフィーバー』も好きですが・・・。

 冒頭の『In the morning』“太陽が昇ったら君に会いに行く、ボクの人生の夜明けだ”こんなことマジで思ってたんだろうか、などとしみじみすること小一時間。続いて『メロディフェア』、トレイシー・ハイドちゃん、可愛かったですー。更に『若葉のころ』とくればグッとくる人も5人ぐらいはいるでしょう。『Love somebody』も含めてみんないいのですが、ダニエル(マーク・レスター、今頃どんなおっさんになってるんでしょう)と悪友のトムが街に繰り出したときの歌『ギブ・ユア・ベスト』“俺は売れない道化師、いつもどん尻さ、でも友達にはベストを尽くすぜ”みたいな内容で、悪ガキのくせになーんかいいじゃーん、とまたじわっときちゃいました。

 そしてラストシーン、二人で漕ぐ、あのトロッコですよー(走り出す時、トムが押してやるんです、いいやつじゃ)。どこまでも続いていそうなレールの上を走る二人、いい場面ですよねぇ。
 曲はもちろん『Teach your children』byクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング。この曲あちこちで歌いました。当時アコースティック系のバンドやってた奴なら「お前下ハモね、俺上やるから、中ハモちょっと音とりにくいけど誰かやってね」とか言って、みんなで歌った定番中の定番です。いやーまたハモりたいなー、思い出がいっぱいあるのでござるよ・・・

 いやいやあまりの懐かしさに映画を忘れ、我をも忘れてしまいました、お許しくだされー! しかし、映画で聴くと一段と思いが募るのは、なぜなんでしょう・・・・これが映画の魔力、いや魅力なのか?

 では、お詫びといってはなんですが、好評(?)の小ネタを一つ。
 「サイモン&ガーファンクル」はハイスクールの頃から組んでいましたが、当時のバンド名は・・・・・「トム&ジェリー」だった。 これはファンの方ならご存知ですね。
ところで、アニメの「トム&ジェリー」が、ジーン・ケリー(だったと思います)と踊ってるシーンをだいぶ以前にテレビでチラッと観たような気がするのですが、そんな映画なかったですかね?

 またもや、あっちこっちピンボールのごとく飛び回ってしまいました、反省・・・。 そんなわけでvol.3はこの辺でエンドマーク、お読みいただき感謝です。

こんなことでvol.4は語れるのだろーかー?!!

 

  いつか王子さまになるなら野獣でもOK / ゆみ
Date: 2003-12-14 (Sun)
のりちゃん、私もメル・ギブソン、ことのほか好んでおります。  もう『マッド・マックス』からのファンじゃよ。  でも映画館で観たのは少ないなぁ、もっぱらビデオ観賞です。  まだ『陰謀のセオリー』は見てません、のりちゃんのお勧めなので早速見てみましょう。  最近メルちゃんは(といってもここ十年くらい)はマジな映画を撮ってるみたいですね、『顔のない天使』、『ブレイブ・ハート』は俳優としてだけではなく、制作、監督としても。  一回アカデミー賞を獲ったらきっと吹っ切れるんでしょうに。   彼の本領はやっぱりアクション・コメディだと思うのですが、如何。  『リーサル・ウェポン』シリーズもなかなかよかったけど、私の好きなのは『バーズ・オン・ワイアー』。  ゴールディ・ホーンとの丁々発止のやり取りがなんとも愉快です。  ゴールディ・ホーンといえば、すっごいスタイル自慢ね。  もう相当な年だと思うんだけど、部屋着姿でホテルの外壁にへばりついたりして―当然、部屋着の裾が風で舞い上がり、もう美脚をたっぷりご堪能できます。  彼女、ルシール・ボール(ルーシー・ショーのルーシー、60歳過ぎて編みタイツ姿を披露してもご近所迷惑にならなかった数少ない女性)の域に近づいてます。

美脚の話がでましたが、『ナイン・ハーフ』でキム・ベイジンガーが『彼女が帽子を取ったら』(みたいな題名でジョー・コッカーが歌ってた。)をバックに悩ましくストリップしたのも印象的。  女性も憧れるきれいな肢体でした。  そうそう、『トゥルー・ライズ』のなかでもジェイミー・リー・カーチスがスパイになったつもりで大真面目で脱いで踊って奮闘してました。  こちらは女らしい体のキム・ベイジンガーとはうって変わって腹筋6枚の鍛えた体、迫力がありました。   だがしかし、こういうシチュエーションというのはたぶん10000人中9999人が遭遇してないと思うんだけど、外国ではよくあることなのかしら?  『ベイビー・トーク』でもカースティ・アレイがセクシーに踊りながら冷蔵庫からミルクを取り出すのをみてブルース・ウィリスの赤ちゃん(声のみ)が痺れてたっけ。

さて、映画音楽、今回はディズニー!  ディズニー・アニメの音楽といえばジャズのスタンダードナンバーになった「いつか王子さまが(シンデレラ)」を始めとして「星に願いを(ピノキオ)」、「ボナ・ノーテ(ワンワン物語)」などたーくさん。  今回は比較的最近の『美女と野獣』&『ライオン・キング』です。  『美女と野獣』は大昔にジャン・コクトーの映画を見たっけ。  主人公ベルがそれと知らずに入り込んでしまったお城のなんと美しいこと、CGを使かわなくったってこんなに幻想的な映画が撮れたんですね。  ジャン・マレーの男っぷりのよさといい忘れがたい映画です。  アニメ版はこころを許し始めたベルと野獣が大広間でダンスをするシーンにメイン・テーマが流れます。  歌うのはポット夫人のアンジェラ・ランズベリー。  なんとも渋い!  このランズベリーはおばあさん探偵としてテレビ・シリーズにでてましたね、題名は忘れちゃったけど。

♪Bittersweet and strange
Finding you can change
Learning you were wrong♪

という歌詞があって私の大好きな部分です。  好きな人が出来ると自分が少しずつ変わっていくのが分かる時ってありますよね、自分自身を見つめなおすということも。  私の場合はほんの一瞬だったけどさ。  そんな気持ちがこの歌に込められていると思うのですが…如何でしょうか。 

うちにあるCDではセリーヌ・ディオンと何とかというひとが歌ってて、無論歌唱力の点では問題にならないけど、人生酸いも甘いもかみ分けたポット夫人ならではの味わいです。(だってシングル・マザーなのよ、ポット夫人は。  子どもはティーカップ、じゃお父さんは砂糖壺かしら。  隅に置けないわね…)

『ライオン・キング』はご存知エルトン・ジョンの曲がたっぷり楽しめます。  私は『愛を感じて』が一番好きかな。  昔からエルトン・ジョンが大好きでした。  のりちゃんとも武道館に行ったのだ。  アルバムでは「ピアニストを撃つな」と「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」が気に入ってます。  ロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートを(むろんテレビで)見たけど、燕尾服にシルクハット姿でピアノに向かっている彼、カッコよかった。  ダイアナ妃のお葬式でも替え歌うたってましたね。  そう、昭和天皇の葬儀で、「悲しみの極み」なんていう、生まれてこのかた名前も聞いたこともないような曲を持ち出してきたのにはタマゲたわね。  というわけで、次回は映画に出てくるお葬式を取り上げたいところですが、今井くんのまだまだ語り尽くせぬ映画音楽千夜一夜物語が続くようでもあり、乞うご期待、モア・ベターよ!

  君の瞳に恋してる / のりこ
Date: 2003-12-08 (Mon)
 いやあ、今井君もゆみちゃんもすごい記憶力。私も『夕陽のガンマン』観たけど、ちょこっとだけしかストーリー覚えてませんでした。ついていけないのが哀しい・・。でも、リー・ヴァン・クリーフのカッコよさは、強烈に印象に残ってます。
 映画の脇役が光ってたというと、『愛と青春の旅立ち』の鬼軍曹ルイス・ゴセット・Jr、『プリティ・ウーマン』のホテルの支配人(役者の名前を忘れてしまった)、『ショーシャンクの空に』のモーガン・フリーマンなんかもそう。リー・ヴァン・クリーフの渋さと共通したものがあるって思うんだけど、どうかしら。
 
 そういえば、『ショーシャンクの空に』の中で音楽が流れてたシーンがあったっけ。無実の罪で刑務所に入れられた主人公がかってにレコードをかけて、外で働いてる囚人仲間に音楽を聴かせるのよね。
 「フィガロの結婚」がスーピーカーから流れてきて、その妙なる調べにみんな聴き入ってしまう。あまりオペラは聴かない私でも、あの場にいたら、なんて美しいんだと聴きほれてしまうかも、と思いました。
 この映画はなかなかの傑作。骨太の構成で、ストーリー展開も巧み。ラストシーンも忘れがたいですね。刑務所ものの作品ていろいろあるけど、コレが一番。『ショーシャンク』と同じ監督が撮った『グリーンマイル』は、宣伝ほど感動しなかったなあ。
 そうそう、『ショーシャンク』と『グリーンマイル』の両作品に、以前NHKで放映してた(今は教育テレビでやってる)「ロズウェル 星の恋人たち」のバレンティ保安官役の俳優を発見し、一人悦に入ってしまいました。マイナーな話で申しわけない、誰かわかる人いるかしら?
 
 クリント・イーストウッドも『アルカトラズからの脱出』で、囚人役を演じてましたね。コレもなかなかよかった。『ショーシャンク』と同じく、ここの刑務所長も冷酷で、主人公は寡黙。もっとも、敵を欺いて静かに振る舞っていなければ、脱出はチト難しいですものね。そして、脱獄は爪切りとかスプーンとかをかすめ取って、せっせとひたすら壁に穴を掘り、ポスターで隠すってのも似てる。ショーシャンクは人間ドラマに重きをおいてるのに対して、アルカトラズは脱出までのプロセスがおもしろかったなあ。紙粘土(?)でつくった替え玉の人形で看守を欺くシーンもなかなか楽しめました。
 それから、スティーブ・マックイーンの『大脱走』や『パピヨン』も見応えありましたね。私、脱走モノってけっこう好きかも。

 話は変わって、メル・ギブソン。いい、いいんだわあ〜。『マッドマックス』、『リーサル・ウエポン』、『パトリオット』、『ブレイブハート』、『身代金』・・・と、彼の映画はいろいろ観た。なかなかおもしろい作品もあったけど、彼にはそれほど魅力を感じませんでした。でも、『陰謀のセオリー』を観て、いっぺんでファンになってしまったのだ。私、この映画、大好き! メル・ギブソンもさることながら、音楽がこれまたイイんです。
 
 「♪君の瞳に恋してる」"Can't Take My Eyes off You" が、とっても効果的に使われているの。
 メル・ギブソンは、悪の組織から逃げて過去の記憶を失い、世の中陰謀だらけだという強迫観念にとりつかれているタクシードライバー、ジェリーの役。ジュリア・ロバーツ扮するアリスのことだけは覚えていて、彼女に思いを寄せ、彼女に接近するも最初は変人扱いされる。でも、2人は次第にある組織から狙われはじめ、ジェリーはアリスを悪の陰謀から守ろうとするんだけど、敵に捕まって病院の地下に閉じ込められてしまう。
 アリスがその病院をみつけてジェリーを探していると、どこからか聞き覚えのあるメロディーが・・・。注射を打たれ、意識朦朧としたジェリーが
「♪I need you baby to warm a lonely night・・」って歌っているのが聞こえてきて、アリスが「♪I love you baby」って応えるの。台詞じゃなくて、歌でやりとりするこのシーンも印象的。

 これまで、タフガイ的なイメージが強かったメル・ギブソンですが、『陰謀のセオリー』で私のメルちゃんに対するイメージが一変しました。「愛してる」とアリスに告げたものの、「いいえ、あなたは私を愛してはいないわ」みたいなことを言われて、あのタフガイぶりはどこへやら、傷ついた表情がとっても可愛いくて。さすがにアリスも可哀想になって、「ごめんなさい」ってあやまってしまうほど、キュートなメルちゃんなのです。
 
 ラストに、♪♪ I love you baby, and if it's quite all right・・・と、中年トリオが「♪君の瞳に恋してる」を口ずさむ、あのシーンはもう最高!! 観ていて心が弾み、なんかほのぼのして心地よいんだわあ。ゆみちゃん、まだこの映画観てないならぜひ観るべし、です(だいぶストーリーをバラしてしまったけど)。
 
 そうそう、敵に追われたジェリーが映画館に逃げ込むシーンがあって、そこでほんのチラッと上映中の映画が映し出されるんだけど、これがなんと私の好きな『レディホーク』なのです。あまりメジャーな映画ではないけど、ゆみちゃんも観たでしょ? 『陰謀のセオリー』を観て、確かめてみてくだされ。
 何を隠そうゆみちゃんも私も中世の騎士物語ファン。『レディホーク』もこのジャンルの作品です。魔法、呪文、願いごと、呪い、鬱蒼とした森、剣、城・・・、わくわくドキドキするようなキーワードがいっぱいの、中世を舞台にした映画についてもいつか語り合いましょう。思い出に残るラストシーンなんかもいいね。


  さそりくんとカエルくん  /  ゆみ
Date: 2003-11-23 (Sun)
今井くんの第2弾、23期のみんなも「そうだったなぁ」と大きく頷いていることでしょう。  『明日に向かって撃て!』のあの自転車のシーンは映像も音楽もとっても新鮮でしたね、キャサリン・ロスもほんとうに輝いてた。  彼女のポール・ニューマンへの憧れにも似た想いがしみしみしてましたよね。  なぜ人って(女性とは限らないでしょ、)自分が必要な人よりも自分が必要とされる人を選んでしまうのでしょうか。  ドラマでも「君は僕がいなくでも大丈夫、でも○△子は僕がいないとダメなんだ」というのはよく聞く台詞でしょ、私は当然そんなこと言われたことないけどナ。  「あなたはとってもいい人だけど…」というのは女性のやんわりお断りの決まり文句ですね。  言われた事あります?  今井くんはないわよね? − って、どういう意味じゃ!  

『夕陽のガンマン』はどうしてあんなに事細かに覚えているの! ビデオ見ながら書いたんじゃないかしら、クストーの驚異の世界です。  で、今井くんの描写で私も少しずつ思い出してきました。  たしかあの懐中時計には誰かの奥さんの写真が入っていて、その女性を巡るいざこざがあったんじゃなかったっけ。  でもネットで粗筋を見たけど、それは書いてなかった。  私の妄想でありましょうか?  もし覚えてたら次回に真実を書いてね。  そしてオルゴールの曲が流れる中の決闘シーン、リーバンクリーフの鷲を思わせる鋭い眼、イーストウッドの眩しそうな例の表情、そしてジャン・マリア・ヴォロンテのじっとり汗ばんだ顔が交互に大アップで映り…なかなか始まらない決闘、まるで星飛馬と花形満の対決みたい。 大リーグボールを投げた瞬間、飛馬の瞳が炎と燃え、一徹との血を吐くような練習、仲間との決別、切ない恋等などの光景が走馬灯のように乱れ飛ぶ、それがやっと終わりボールもようやく花形のもとに届くと思いきや、今度は花形の番、明子さんへの想い、飛馬への愛憎が駆け巡り、一秒が10倍にも、20倍にもなって・・・この種の表現がしょっちゅう出てくるし、登場人物は全員汗っかきでドモらずには話せないという、かなりシュールな世界ね。  ちょっと話が逸れましたが、あの「X攻撃よ!」の「サインはV」も同じような手口でしたね。  スポコンものって、一体なんだったんでしょうね・・おっとっと、オルゴール決闘でしたよね。  でも曲は全然記憶にないの、残念ながら。  ビデオ借りてこようっと。

さて、映画の中の音楽。 今回は『ブルース・ブラザース』の『Stand by your man』(たぶん)の登場です。  この映画、ミュージック界の大物だらけ, e.g.アレサ・フランクリン、ジェームス・ブラウン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイ、ジョン・リー・フッカー、おまけにロケットランチャーを担いだ『スターウォーズ』のレイヤ姫まで登場するんだから。  なんでもありのびっくり箱映画です。  物語の中盤、自分たちが育った孤児院の固定資産税を支払うために再結成したバンド、ブルース・ブラザースが郊外のカントリーバーで演奏するんだけど、持ち歌のリズム&ブルースを披露し始めるとバーの常連たちから、ふざけるなとばかりビール瓶がバンバン投げられ、ブーイングの嵐。  こんなときのために客席と舞台は金網で仕切られてるんだからすごい。  弟分のダン・エイクロイドが『ローハイド』のテーマ曲を演奏し、大うけ。  続けて歌うのがこの曲『Stand by your man』、確か♪どうしようもない男でも君の男、いつもそばにいてあげなよ♪ってな内容だったと記憶してますが。  きっとカントリーのスタンダード・ナンバーなんでしょうが、実にいい感じなのだ。  『ローハイド』で乗りのりだったごっつい男達が周りの幸せそうなカップル(これもかなり田舎っぽいんだけど)を見て涙ぐんだりしちゃうんだ。

そして、この同じ歌がエンド近くにながれるのが『クライング・ゲーム』。  同じ歌でもちらのほうがやや哀切、やはり物語にあうようにしてあるんでしょう。  この映画、どこまで悲惨になるの、と思っていたけどラストが案外明るいのでホッとしました。  まだ見てない方は是非! 曲ではないんだけど、『クライング・ゲーム』で印象に残った話をひとつ。

ある日、サソリは川を渡りたいと思いました。 が、サソリはかなづち、そこでカエルに頼むことにしました。
カエル:『でも君、僕を刺すでしょう』
サソリ:『そんなことをしたら僕ら溺れてしまうよ』
それもそうだと思ったカエルはサソリを背に乗せ、川を渡り始めたましたが、半分も行かないうちに背中に激痛を感じました。
カエル『さそり君!  さ、刺したね! ど、どうして…』
さそり『仕方ないのさ。 それが僕の天性なのだからね』 … これはIRAに誘拐されたイギリス兵が見張りの男に話す寓話なんだけど、人間は自分をおいそれとは変えられないという命題は映画の後半に何度も繰り返されます。  教訓:人はなかなか自分を変えられないもんです、たとえ不幸になると分かっていても。


  映画を聴く! / のりこ
Date: 2003-11-15 (Sat)
 お待たせいたしました。ご好評に引き続き、今井くんの「映画音楽」第2弾をお送りしましょう。
 今回はあれもこれも盛りだくさんの内容で、読み応えたっぷり。ということで、わたくしめは今回、お休みさせていただきます(サボちゃってごめんね、ゆみちゃん)。 
 あっと、その前に、前回のゆみちゃんの質問に答えねば。「ドヌーブとフランソワーズ・ドルレアクはほんとの姉妹だったの?」と聞かれて、私もあんまり自信なかったので調べてみたら、やっぱりそうだったよん。それから、私は何も濃い顔が好きなわけではありません。レスリー・チャンだって好きだもん、ウフ(ゆみちゃんが好きだと言ってたアントニオ・バンデラスはそれこそ濃すぎる、ホアキン・コルテスは怖すぎる)。
じゃあ今井くん、いってみよ〜。


 わーい、vol.2のお許しがでました。うれしーですー。

 しっかし今更ながら「のりぴー&ゆみ」のお二人の造詣の深さには改めて脱帽です。次々に広がっていく映画噺には、ただただ「すっげー!」の一言。そんな中に闖入しちまってかなーりビビリ気味ですが、ここは一つ開き直って、お二人には映画の王道、いや女王道を歩んでいただき、私は行方定まらぬピンボール(なんかこんな歌あったなー)とゆーことでご理解を・・・

 と事前に言い訳かましといて本日もいってみましょう、レッツ・スタートじゃ!
ゆみ様、「フットルース」聴きましたよー、いや観ましたよー。ただこの映画は別の機会に「トップガン」や「フラッシュダンス」などと共に語りたいナリ。なにせ当時のサントラ盤ブームの代表でヒット曲満載ですものねぇ。
 で今回は私の映画音楽事始と「映画で聴く名曲」の一つをお聴きいただきたいと思います。

 私の映画音楽事始は、以前ゆみ様が語ってくれたマカロニウエスタン「夕陽のガンマン」です。
中学生の時でしたが、当時の私の愛読書「少年マガジン」の「試写会ご招待」のコーナーによくハガキを出してまして、これに当たって観に行きました。記憶が定かでないが、日比谷のあたりに「日商ホール」とかいうのなかったですかね? そこに平日の18時頃からだったので、野球部の練習サボっていきました、もちろん一人で。
この映画のクライマックスの決闘シーンで流れた曲、クリント・イーストウッドとリー・バンクリーフが撃ち合うきっかけとしたのが、懐中時計のオルゴールのメロディでした。フタをパカッと開くと哀愁漂うメロディが、はじめはオルゴールだけで、そのうちグワァーンとオーケストラが入ってめちゃ盛り上がり、睨み合う二人、高まる緊張感、それが最高潮に達した時、オーケストラがパタッと止み、再びオルゴールだけのモノトーン、次第にスローになりそしてそれが止まった瞬間・・・ズキューン!!うーん思い出すなー、二人ともちょーカッコよかった。毛布を体に巻いてイーストウッドの真似した人いるよね、男性諸君。

 私が最初に買ったレコード、ドーナツ盤がこの「夕陽のガンマン」。A面がメインテーマで、B面がこのオルゴールの曲、確か「ガンマンの祈り」とかいうもっともらしい曲名がついてたと思います。とにかく、手に汗握って聴いた曲、観た映画でした。
そーいえば、ゆみ様ご推奨の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」もこの「夕陽のガンマン」コンビ(監督、音楽)ですね。

 ちなみに、私が次に買ったレコードが「帰ってきたヨッパライ」でB面があの「イムジン河」でした。この曲、私のステージデビューの曲です。中三の謝恩会(ダンパではなかった)で「イムジン河」と「悲惨な戦争」そして「漕げよマイケル」を、十条駅前の靴屋の息子の永井君(豊島高へ行きました)達と演奏したのが、私の音楽事始でございます。

 お約束のようにまた話が横道へ、申し訳ないっす・・・

 さて、本論(気合入れて語るぞー!)。私の「映画を聴く!」のベスト3に入るのが「Raindropskeepfallin’onmyhead」。いわずと知れた「明日に向かって撃て」で、ポール・ニューマンがキャサリン・ロスを自転車(「明るい未来」の象徴でした。あとで捨てられちゃった)の前に乗っけて、楽しげに走り戯れている名シーンに流れたバカラックの名品です。のどかな田園風景の中、楽しそうな二人のなんともいえぬ表情にこの歌が重なり合うと、心地よさと優しさに私までもが暖かく包まれてしまうようで、まさに映画でないと味わえない感動がありました。

 がしかし、私がこの曲に魅せられたのは、これだけの理由ではありません。

 だいぶ後になってからこの映画、ビデオで観ました。その時このシーンになって最初は「あー、いーなー」とほのぼの観てたんだけど、今度は後半の展開がわかってるじゃないですか。このあとはじまる逃亡劇は、痛々しいというか、なんともつらーいものがあるだけに、このシーン終わってほしくないよー、と強く思っちゃったんです、いつまでも続いててって感じですね。ところがこの曲、CDだとボーカルが終わるとアップテンポになる、いかにもバカラック風のシャレたアレンジの「後奏」があるのだけれど、映画ではそれがないんです。歌のあとバタッと終わっちゃうんです。私思わず「おいおい、そんなに急いで終わるなよー、もうちょっと歌ってよー」とつぶやき、楽しいことは瞬く間に終わっちゃうんだよなーって思い、胸がキュン、となっちまいました。
  
 悲しい曲調ではまったくないのに、なんて切ない響きの余韻を、心に残す曲なのだろう・・・
この歌、B・J・トーマスが歌っていろんなコンピレーションアルバムに入っていますが、CDで当時の他のヒット曲と並びで聴くと、やや地味です。 やっぱ映画で、このシーンで聴いてこその名曲ナリ!! ときっぱり言い切っちゃいますです(ご異論ある方ごめんね)。

 余談ですが、この映画、最初から最後まで雨が降ってるシーンはないのですが、なぜに「Raindrops〜」なんでしょうかね?ずーと疑問に思ってるのですがご存知ないですか?
さてさて勝手なことばかり言ってる間に、あっとゆーまに字数オーバー。Vol.2はこの辺でエンドマーク、お読みいただき感謝です。

 

  ダンパは『フット・ルース』!   /  ゆみ
Date: 2003-10-17 (Fri)
今井くん、投稿、ホントにありがとう、拝読仕りました。  改めて今井くんの音楽に対する情熱をひしひしと感じました。  音楽無くしてなんの人生ぞ!なんですねぇ、のりぴー、次回は『映画を聴く!』っていうタイトル付けてあげてね。

『いつも心に太陽を』、いいっすよね。  私は同じポワチエの『招かれざる客』と二本立てで観たような気がします。  ルルってあのちょっと顔の丸い女の子でしょう、主役じゃないけどなかなか可愛かった、歌は本格派でしたよね。

青春ダンス篇といえば、『フット・ルース』、も入れてあげて。  ケビン・ベーコンの高校生らしいスピーチ、爽やかでしたね、そしてクライマックスのダンス・パーティのシーン、お約束とはいえ、あのリズム音痴のちょっと太っちょの男子学生までもが軽やかなステップを踏むのを見るとやっぱりジーンとくるんだなぁ、最近の映画『ウォター・ボーイズ』のラスト・シーンもそんな感じでしたね。  しかし、あの若々しいケビン・ベーコンがあそこまでの俳優になるとは・・・『スリーパーズ』の殺しても飽き足らないほど憎らしい看守役、あそこまで嫌な男になってしまうとは・・・。  そういえばうちのおばあちゃんも私生活で結婚している女優さんがメロドラマなんかに出演していると、『あのひともいい旦那さんがいるっていうのに、あんな男と浮気するなんてねぇ・・・』といって嘆いていましたっけ。  そうそう、『ララミー牧場』なんか「この頃の外人さんは日本語が上手いねぇ」と言い続け、吹き替えの事を何べん説明しても頑としてききませんでした。   明治生まれは頑固なんだわ。

もうひとつ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』は見た?  主題歌は『アマポーラ』、甘く切ない旋律がノスタルジーたっぷりのストーリーにぴったり。  『アマポーラ』に限らず、あの頃のスタンダードナンバーが時々CMで流れると嬉しくなっちゃいます。  さて、ストーリーの本筋とはあまり関係ないんだけど、この映画の中ででてきたクリームたっぷりのケーキが昔絵本(岩波絵本の「こねこのぴっち」、読んだ人いる?)でみたお菓子そのものでうれしくなっちゃいました。  男の子は10歳ぐらいだったでしょうか、先輩格の男の子にあそこの女の子にケーキを持っていくと学校で教えてくれない事を習えるよ、と言われ勇んでケーキ屋さんへ。  そこで例のクリームテンコ盛りケーキを買い彼女の家へと向かうのですが、そこはまだ子どものこと、少しだけ舐めてみよう、少しだけ、もうちょっとだけ・・・と彼女の家に着く頃にはもうお口のまわりはクリームだらけ。 結局すごすご帰る少年でした。

今井くんが登場したからにはこの映画音楽篇は長丁場になりそう、私も手持ちがあまりないので小出しにしなくっちゃ。   『冒険者たち』はやっぱりあの口笛のメロディしか覚えてません。   ドロンの歌がラストに入っていたとは! さすが、今井くん。

さて、のりちゃん、昔っから顔濃いのがすきだっけ? じゃスパニッシュ・ダンサーのホアキン・コルテスなんかどーですか。  かなりだよね。  アントニオ・バンデラスの5倍くらい濃い。  でもこちらが寝ぼけ顔で朝起きてきたらあの濃ーい顔がコーヒー飲みながら「めざましテレビ」見てたりしたらすごい違和感、ちょっと馴染めないなぁ、私としては。  

『ロシュフォールの恋人たち』でのドヌーブとフランソワーズ・ドルレアクは美人双子の役だったけど(♪私たちは双子のきょうだい〜〜〜♪って、なぜか日本語)本当の姉妹だったの?   とにかく少女漫画のようにあっちこっちで恋の花が咲き乱れてるお話でした、今だったら絶対歯が浮いちゃう。  それから私は『黒いオルフェ』見てないの。  ゴメン。  しかも音楽はロック系が好きなもんで、ボサノバ、サンバはよく分からん。  そんなにサンバが好きなら、来年の東十条サンバ祭りに一緒に行こうか?

  2組今井正和君がゲストで〜す / のりこ
Date: 2003-10-10 (Fri)
 中尾君に続き、今井君の登場です。同期会ではいつもステキなギター&歌を聴かせてくれる今井君ですが、“映画音楽”についてメールを送ってくれました。ありがとね。 では、早速、ご紹介しましょう。


 いやー、このちょー人気コーナーに参加させてもらえるなんて、感ゲキ! そして中尾君が男性の先陣を切ってくれたので、らくーな気持ちで語れます。ありがとです、中尾君。

  さて、私、かなり前の飲み会で「俺は映画は観てなーい」と断言しちゃったことがあります。ところがところが、このコーナーに触発され、またその後の同期会などの会話を通じて徐々に思い出してきました。「私、けっこう映画観ております」。

 ただ、その思い出というか、記憶の中身が少々変わっているようなのです。いろいろ思い出してみても、ストーリーとか俳優とかにはあまり強い印象が残ってないんです。「あのステキな出会いに感動し、悲しい別れに涙した」とかいうのはあまりなく、「一番好きな俳優は?」と聞かれても「うーん・・・」と、うなってしまうのです。が、そのかわり、あるアイテムがそろった映画はピンポイントでよーく覚えています。そのアイテムとは、ズバリ「音楽」。それを熱く語っちゃうんです。

 まずは『いつも心に太陽を』から。度々登場する東武の上の映画館で観たこの映画、シドニー・ポアチエが教師役で、不良どもを更正させるというわかりやすい内容でしたね。主題歌はルルという女性シンガーが歌って、そこそこヒットしたので覚えている方もいるでしょう。
 でもって、私の記憶に強烈に残っているシーンは、卒業の時のフェアウェルパーティ、それがなんとゴーゴーパーティ!(カルチャーショック受けたし、うらやましかったなー。バック・トゥ・ザ・フューチャーでもダンパでしたね)それまでスーツ姿でまじめっぽかった堅物先生が、女の子に(この子、ルルじゃなかったかな?)引っ張り出され、はじめは苦笑いしてたのに、そのうちけっこういけてるステップで、つーか一番かっこよく踊っちゃうってとこが「さーすがアメリカ、すっげーなー」とやたら感心してしまいました。ガキっぽかったです、ほんとに・・・。この時流れてた曲、何という曲だったんだろう。今でも気になっています。

あともう一つ。同期の方々にも人気の高い『冒険者たち』も観ました。これは新宿の名画座ミラノだったかな(ミラノ座の上にありました)。 よーく覚えているのは、ジョアンナ・シムカス(名前、最近知りました、汗)が、ちょーかわいかったことと、なんといってもラストシーン。
 要塞島みたいな小島に一人たたずむリノ・バンチュラ(こちらは知ってた)から、カメラがずーっと引きはじめ、真っ青な海が広がってきて、なおも上空へと俯瞰していき(ヘリコプターでの空撮でしょうが、この手法も初めて見ました)、やがて島が点のように小さくなっていってタイトルコールがかぶさる・・・ 。

 映画の途中では、あの切ないメロディは口笛だったのに、ここで初めて男性の歌声で歌詞がついて流れます。あの美しい映像と音楽のコラボレーションのすばらしさ、鮮やかさ、感動したなー。これに比べると『愛と青春の旅立ち』はやや落ちるなー(映画自体のことではないですよ、汗汗)。ジョー・コッカーの「Up where we belong」は大好きですが、映画の中で聴くよりライブ盤のほうがずっといい。この作品では、訓練中のランニングの時に、全員が足並みを揃えて走る際の掛け声みたく歌ってた(叫んでた?)「♪鬼教官のバーカやろー!」みたいなやつ(わかりますよね?)。あれが妙に耳に残っています。話がそれました。すみません。

 こんな風に、音楽がいろんな意味で私的にイケてる映画、場面はまだまだ在庫があります。ゆみ様&のりピー様のお許しと、このコーナーを熱く愛読されている方々のご理解があれば、より熱く語っちゃいますがいかがなものでしょーか?

 では最後に小ネタを・・・

 今回、『いつも心に太陽を』と『冒険者たち』をセットで取り上げたのは、シドニー・ポアチエとジョアンナ・シムカスが結婚していたからです。このことは、のりピー部長に教えてもらったことで、わりと有名な話だそうですが、では先ほどの「冒険者たち」の記述の一部に鋭く突っ込みを入れられた方は何名ほどいらっしゃるでしょうか? 「男性の歌声」と書きましたが、歌っているのは、アラン・ドロンなんですねえ。「いとしのレティシァ(ジョアンナ・シムカスの役名)」という題名です。どーりで「ダーバン・・・」みたく、甘いささやき系だと思いました。

さて、vol.1はこの辺でエンドマーク、お読みいただき感謝です。果たしてvol.2はあるのかー?!


 今井君ありがとう。な、な、なんと、アラン・ドロンが歌っていたなんて、チイとも知りませんでした。
『冒険者たち』のラストは、私もよく覚えているけど、歌が流れていたことはまったく記憶にありません。今井君、さすがです。また、新たな事実(?)や楽しいお話、期待してま〜す。

 さて、ゆみちゃんの映画音楽事始めは『ロシュフォールの恋人たち』だそうですが、たしか、ドヌーブがお姉さんと共演したミュージカルだったよね。違った?。でも、残念ながら観てないの。
 私の場合は、何といっても『黒いオルフェ』だなあ。この映画、私の好きな映画のベスト10、いやベスト5に入るくらい、大好きな映画です。

 ギリシャ神話のオルフェウスの話が土台になっていて、リオのカーニバルを背景に現実と幻想が交差するというロマンティックでミステリアスな悲恋物語で、内容もさることながら、全編を流れるボサノバ、サンバがもう最高! 「カーニヴァルの朝」「オルフェのサンバ」「フェリシダージ」など、名曲が綺羅星のごとくちりばめられていて、どれもこれも耳に心地よくうっとりしてしまいます。
 音楽のジャンルのなかでは、ボサノバ、サンバが一番好きだなあ。『男と女』もよかった。「オルフェのサンバ」なんかは朝から聴きたい曲だけど、「♪シャバダバダ、シャバダバダ・・・」は、やっぱり夕暮れ時か夜かしら。私も、肌寒いドービルの海岸をステキな男性と散歩しながらロマンティックな気分に浸りた〜い(ほとんど妄想の世界に入ってます)。
 

  Objection? 受けて立ちます /   ゆみ
Date: 2003-09-27 (Sat)
う〜ん、トラボルタの笑顔ねぇ…あたたかい春の陽だまりのような無邪気さ、女ごころをとろけさせるすてきな笑顔だよね、でもやはり調和は大事。  たとえば『刑事コロンボ』があそこまで人気がでたのはあの声優さん、小池朝雄のピッタリ声も一役買っていたからではないでしょうか、たまたま予告編で本人、ピーター・フォークの甲高い声を聞いてしまいがっかりしたのは私ひとりではないはず。  デルピエロ様?  ごめん、知りません。  私あんまりスポーツ番組は見ないので。  昔テニスに凝っていた頃は(ど下手でした)エドベリの試合なんかを有明で見た記憶がありますが、あんまりボールが早過ぎて目が追いつかない、まるで「これもニコスカードで買いましたの」みたいでした。

ロンドンでの痴漢騒ぎ、もちろん覚えてますとも。  怖かったわよねぇ、私たちの狼狽ぶりが相手をなおさら刺激したのか、高級そうなお店に逃げ込んでもどこまでもついて来る不気味さにほとんど泣きそうだったなぁ。  結局タクシーでホテルに帰ったんだっけ?   今ならね、どうしてくれよう…まぁそれは言わずにおきましょう。  中尾くんはニューヨークに行ったときに、『追憶』のラストシーンの場所を訪ねたとか、なかなかロマンチックですねぇ。(バラしちゃったよ〜ん、パートU)  私も実はのりちゃんとニューヨークに行った折、メリル・ストリープとデニーロの『恋に落ちて』の出会いの場、リゾーリ書店をたずねて歩きましたが、新宿駅でも迷ってしまう悲しいさだめ、方向音痴ゆえに果たせませんでした(のりちゃんの名誉のために言っておくと、それは個別行動の日でした。)  虚しい…。  ところでこの『恋に落ちて』は英語のお勉強にとても役立ちます。  とくに言い難い話を切り出す時、言葉に詰まったときなどには使えそうなフレーズがいっぱいです。   それにしてもメリル・ストリープはホントに巧い女優ですな。   そうそう、 ニューヨークといえば私たちにもとっておきの話があったわよね?  ご披露はのりちゃんに任せしますだ!

さて、シャーロット・ランプリング・・・『愛の嵐』は内容、配役、音楽とすべてにわたって名作だよね。  うちにはLDもあります。 (しかし、あのLDというものはいったいなんだったんでしょうか!)  あのお人形のような服を着てブランコに乗っているシーン、忘れられないなぁ。  一番初めに彼女観たのは『さらば美しき人』、調べたらなんと1971年制作だった、当たり前だけど初々しい彼女でした。  でも話は実の兄と愛し合うというかなりタブーなものでした。  『愛の嵐』以降は『蘭の肉体』や『エンゼル・ハート』を観たけど、シャーロット・ランプリングはその存在があまりにも強烈すぎ、そのころの彼女が出た映画はそれだけで独特の雰囲気がでちゃいましたね、いい意味でも悪い意味でも。  日本にはいないタイプの女優さんであることは間違いないでしょう。

今年本当に久し振りで『まぼろし』という彼女の映画に出会いました。  とても上手に年をとっていていい感じ、私たちより2,3歳上かしら。  今までの悪の華的な迫力が少し影を潜め、秋の木漏れ日のような穏やかな美しさでした。  行方不明の夫をいつまでも待ちつづける役柄、自分の知らなかった夫の一面を見せつけられ、次第に夫との暮らしが続いているかのように振舞う妻、彼女が演じると妙に存在感があります。   二人で別荘に行き、夫はまきを捜しに森へ、そこで朽ちた大木をのけると、そこには無数の蟻が蠢いており、それをじっと見つめる彼。   私に『まぼろし』をみるように勧めてくれた友達はそこに夫婦の絶望感を見たと言ってました、私はいやおうなくまとわりつく人生のしがらみを感じましたが。

のりちゃんも言ってたように中尾くんの「いつも『おしゃべり日記』チェックしてます」、というメッセージはホントに名誉なことです。 身が引き締まるのを感じます。  えっ?  引き締まってない? ・・・・トホホです。

次回はやっぱり映画音楽でしょうか、私の映画音楽事始はカトリーヌ・ドヌーブとフランソワーズ・ドルレアクの『ロシュフォールの恋人たち』かな?

  異論、反論、objection / のりこ
Date: 2003-09-22 (Mon)
 ゆみちゃん、日記サボってごめんなさい。一人で頑張ってくれてありがとう。投稿してくださった中尾君にも感謝です。HPを開くたびにチェックしてくれていたなんて・・。これからは間をおかずに日記をつけますので、よろしくね。

 さてさて、レッドフォードの話がずいぶんでてきましたね。『追憶』も『華麗なるギャツビー』も、ゆみちゃんと一緒に観に行ったんだよね。『スティング』もそうじゃなかった? でも、私はなぜかレッドフォードもブラピにもあまり魅力を感じないのです。まあ、好みの違いでしょう。

 それにしても中尾君、ヒロインにもっと華のある女優を起用して欲しかったなんて、男性ならではの意見ですね。『ピクニック』のキム・ノバックの妖艶な美しさに魅了されたそうですが、最近のお気に入りは、キャサリン・ゼタ・ジョーンズだそうです(バラしちゃったよ〜ん)。
 男臭い映画についてもいろいろ述べていただきましたが、その昔、ある男性と『スケアクロウ』を観に行ったことを思い出しました。ジーン・ハックマンとアル・パチーノが共演した、男の友情を描いた作品です。でも、なんか切なかったなあ。その時は、もっとロマンチックな映画が観たかったと内心思ったものでした。
 中尾君の投稿、ほんと楽しく読ませていただきました。ぜひ、また寄せてね。映画音楽について語りたいI・M君、他の方々も投稿大歓迎で〜す。
 
 でもって話は変わりますが、前回の日記で「ベッカムは顔はともかく声がまるでダメ、男は声よ」とゆみちゃんが言ってたけど、それには異論ありです。といっても、私はベッカムのファンというわけではありません。
 サッカーといえば、ファンタジスタのデルピエロ様でしょ。顔が濃すぎるという人もいるけれど、あの優しい眼差しで見つめられたら・・、想像するだけでもう胸キュンです。いやいや、それだけじゃなく、あの華麗なプレー、サッカーに対するひたむきさ、それに性格もいいのよねえ。優しくて礼儀正しいの(インタビューを聞いてそう感じたのだ)。
 ところが、声を聞いてびっくり。顔に似合わず甲高いのです。ベッカムよりもよ。いったいどこからあんな声が出るのか不思議だけど、いいんです。私はこれからも応援するゾ〜。
 
 閑話休題・・。ウッディ・アレンについて言えば、『カイロの紫のバラ』は観たような気もする。でも、ぜんぜんストーリーを覚えてないの。彼の映画はどうもよくわからん、というのがほんとのところです。
 『ベティ・ブルー』は、私の友人も感動したと言ってたけど、そんなに感動する映画なのかしら? 内容が重いとかいうことじゃなくて、私はなんか感覚的に入っていけませんでした。
 あまり比較はできないけれど、『愛の嵐』のほうがずっとよいですわ。ベティが狂気の愛ならば、こちらは倒錯の愛。これなら入っていける、ってそうじゃないのよ、念のため。『ベティ・ブルー』も違う俳優が主役の2人を演じていたら、印象もまた違っていたかも。
 シャーロット・ランプリングは、退廃的な一種独特の雰囲気をもった女優さんですね。特に、『愛の嵐』でみせたあの痩躯の肉体から放たれたエロティシズムはすごかった。ある意味、異様な世界を描いた作品ではありますが、なかなか見応えあるものでした。ゆみちゃんはどう?

 それから、この間『ラストタンゴ・イン・パリ』を借りて観ました。たしか、公開当時は衝撃的な映画ということでセンセーショナルな話題を起こしたんじゃなかった? でも今観ると、「なあんだ、どうってことないじゃん」って感じ。もう30年も前の映画だから、まっ仕方ないか。時代を超えて生き続ける映画って、そうそうあるもんじゃないのね。
 ゆみちゃんお勧めの『テルマ&ルイーズ』については、あんなに2人がエスカレートしていくなんて思ってもみなかった。ラスト、崖からのダイブは衝撃的というか、不思議な爽快感もありました。けっこう楽しめたよん。
 
 そういえば、昔は私たちも2人でいろいろ国内外を旅したっけ。でも、ロマンスのかけらなんて全然。珍道中ばっかしだったね。ロンドンでは、露出狂に後をつけられたりして・・・。この痴漢が、「『雨の訪問者』に出てくる不気味な男みたい」、なんて話したの覚えてる? 
 この映画で主役を演じたマルレーヌ・ジョベールはソバカスがチャーミングで、白いレインコート姿が印象的でした。ちなみに相手役は、「ウ〜ン、マンダム」でお馴染みの、今は亡きチャールズ・ブロンソン。このCMを観て、マンダムを買った男性諸君もいるのでは? ぶ厚い胸にバシャバシャとマンダムの香水(?)を振りかけていましたね。あれをマネしたという方は、ぜひご一報ください。
 CMといえば、忘れられないのがタカラ缶チュウーハイ。『サタデーナイト・フィーバー』のときは何とも思わなかったのに、このCMに出ていたトラボルタを見て、いっぺんで好きになってしまった私です。今はちょっとふっくらしたけど、人の良さそうな、やさしい笑顔は昔と変わりませんね。男は声よりも笑顔なのではないでしょうか?

  今日のゲストは6組中尾正文くんでーす! /  ゆみ  
Date: 2003-09-21 (Sun)
中尾くんはもちろん大の映画ファン、クラス会、同期会ではいろいろ映画にまつわるおしゃべりしましたね。 そんな中尾くんから添付メールをいただき、大感激です。 早速ご紹介いたします。

『映画部のりピーとゆみのおしゃべり日記を、ホームページを開く度にチェックしています。お二人の好みの男優、女優から、映画音楽、さらに普段あまり聞けない話題まで幅ひろく、またお二人の引き出しの豊富さと文才にはただただ感心するばかりです。何とそのコーナーに小生の名前が出ていたのでビックリしました!!
 そこでお二人にエールを送るつもりで、映画の思い出話などを紹介させてもらいます。

 お二人には遥かに及びませんが、実は僕も映画が好きで、大学時代はよく講義の帰りに渋谷の東急文化会館(もうなくなったそうですが)や新宿コマ周辺の名画座で安い映画をよく見たものでした。そういえば行った大学は野郎(上品に言えば男子学生)ばかりで、悲しいことにいつも一人だったことを思い出すなあ!

  当時よく見た映画のヒーローは、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン、ジーン・ハックマン、アル・パチーノなどで、丁度60年代後半から70年代にかけてのニューシネマの全盛期だったと記憶しています。

 僕が映画に興味を持つようになったのは、親友だった三部くん(未だ所在不明)が映画に詳しく、しばしば彼と一緒に見たことに端を発しています。高校時代の最初の映画は、不確かな記憶をたどると、高校一年の春の遠足(上野公園あたりに行った記憶が?)は現地解散で、その帰りに新宿に寄り道し、数人(三部、座間、前川、山下?ほか、記憶違いがあったら悪しからず!)と封切りされたばかりの「猿の惑星」を見たことだったと思います。その後、映画好きの三部くんからいろいろ誘いがあり(彼も僕以外に誘ういいひとがいなかったのでしょうか?)「十戒」「大脱走」「脱走山脈」三船敏郎とリー・マービン共演の「太平洋の地獄」など、比較的硬派の映画を中心に「ブーベの恋人」など少し趣の異なる映画を交えながら、渋谷、新宿、池袋などへよく見に行ったことを思い出します。また、彼からは度々映画音楽のテープを聞かせてもらい、映画を良く見る切っ掛けとなりました。

男くさい映画の話ではつまらないと思うので、ここではお二人に合わせて女性向けの映画を中心に名シーンを交えて映画の思い出を紹介します。高校当時、自分としては硬派で(無理して?)つっぱっていただけに、印象に残ったラブストーリーは余り多くないのですが、密かに見た思い出の映画があります。当時の東武デパートの最上階に近いフロアにやはり格安の名画座(確かのりピーこと小林さんもおしゃべり日記で触れていた)があり、何かの用のついでに見たのが、「ピクニック」という映画でした。ウイリアム・ホールデン、キム・ノバク共演の1950年代半ば製作の古いラブストーリーですが、「慕情」とか「めぐり逢い」などで、代表されるステレオタイプの古い恋愛映画とは一線を画した内容であったと思います。当時の僕を知る人は意外と思われるでしょうが、自分でもどうしてこの類の映画を一人で見る気になったのか、今では思い出せません。しかしながら、今でもストーリーが記憶にあるくらいに、印象的だったことを覚えています。ヒロインであるキム・ノバクの妖艶な美しさに魅せられたことと、何か不器用な性格の主人公のもどかしさに共感したことが記憶に残った理由かもしれません。この映画は、主人公の男女がピクニックの祭りの晩に、ダンスを通して互いに隠してきた気持ちを確かめ合うシーンが有名な名作であることを、数年前のTVの映画名場面特集で知りました。

 さて、ロバート・レッドフォードですが、実は家内もあのダンディーな品の良さが好きらしく大のファンで、岡田さんがしびれた「追憶」の冒頭のバーの再会シーンでのレッドフォードがとても素敵だと本人も申していました。「追憶」は互いに思い合いながらも異なる道を選んだ男女が、新たなパートナーを伴いながら、ニューヨークセントラルパーク近くのホテルの前で偶然に再会し、互いにいたわり合うラストがやけに哀しく心に残ります。

 彼の映画では「明日に向かって撃て」「スティング」「大統領の陰謀」「ナチュラル」などが好きですが、女性向けでは「追憶」とともに「華麗なるギャツビー」も良かったのではと個人的には思っています。有名な小説の映画化で、映画としての評価はイマイチだったようですが、図らずも富豪の人妻となってしまったかつての恋人の住む邸宅の対岸に豪邸を構え、ラルフローレンのスーツ姿のレッドフォードがそのバルコニーに一人たたずみ、静かに対岸を見つめながら、その恋人に思いを馳せ、再会を期すシーンが印象的で非常にカッコ良かったとおぼろげながら思い出します。残念ながら、ヒロインにもう少し華のある女優を起用して欲しかったなあ!そうすれば、映画の評価も少し上がったかもと思っています。レッドフォードの共演女優にあまり美人女優がいないのは気のせいでしょうか?のりピーとゆみさんはどう思われますか?
 
 長々と高校時代の思い出話や大学時代に見た映画の話題を中心に書いてしまいました。引き出しを全て空にしたところで、最後にいつも楽しませてもらっているのりピーとゆみのおしゃべり日記にエールを送ります!!』

中尾くん、ありがとう。  その昔を懐かしく思い出しました。  私ももちろん1年6組の一員として上野公園?動物園?に行き、同様に女の子たちで映画を観た記憶があります。 でも何を観たのか全然覚えていない、まったく、私たちを誘ってくれればよかったのに! 気が利かないにもほどがあります。  『猿の惑星』の衝撃のラストシーンを一緒に体験すればきっと盛り上がったでしょうに。

中尾くんの言う通りレッドフォードの映画にはあんまり美貌の女優は出てきませんね。  きっとレッドフォードが美し過ぎるので、損しちゃうからかな。 またキャサリン・ロスのように、キラキラ輝きながら登場したにもかかわらず、男同士ががっちり組んでいるので出る幕無しということも。

『明日に向かって撃て!』、『スティング』ではポール・ニューマンと。 『大統領の陰謀』ではダスティン・ホフマンと、『スパイ・ゲーム』はブラピ、てな具合いに。
競演した女優といえば、『ナチュラル』のグレン・クローズはいつもに似ず、いい人ふうのちょい役だったし、『コンドル』のフェイ・ダナウェイも一夜限りの脇役。 『華麗なるギャツビー』のデイジーに至っては単なる我が儘、うすっぺらい自己愛人間、それをミア・ファローが演じると女らしい優柔不断さの陰に酷薄な感じがよく出ていました。 ギャツビーが彼女のために死ぬなんて! かわいそすぎる! なおさら対岸のデイジーのお屋敷の明かりを見つめるギャツビーに惚れちゃいます。 

晩年?やや美貌も衰えたのか、『愛と哀しみ果て』のメリル・ストリープ、『ホース・ウィスパラー』のクリティン・スコット・トーマスとのようにしっくり、じっくり演じてる作品もあります、秋の夜長、ワインやコジャレたおつまみなど用意して奥様とビデオ鑑賞など如何でしょうか。

引き出しが空などと言わずに、これからも投稿お待ちしております。  野郎の映画も大好きです。  そんなお話もね!!

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